2006-09-11

Hysteria/Def Leppard

ある意味80年代の象徴的なバンドDef Leppardの4th。
とにかく80年代のDef Leppardは”売れたバンド”の
イメージがあります。
元はイギリス出身でNWOBHMブームの中でデビューした
バンドですが、NWOBHMっぽさは一切感じない不思議な
バンドです。
また、イギリス出身でありながら、イギリスや日本での
人気よりも、アメリカでの人気の方が高いバンドです。

バンドの歴史を見れば、”不幸なバンド”ではあるの
ですが、なぜかその不幸さを感じさせないポジティブな
バンドです。

Def Leppardは前作Pyromaniaがアメリカで大成功を
収めました。残念ながら史上最大のおばけアルバムで
あるマイケル・ジャクソンの「スリラー」のせいで1位
になることはなかったものの当時アメリカ600万以上の
売り上げを記録しています。(これもある意味不幸?)

その後このアルバムの制作に入るものの、プロデューサー
の問題などで制作は遅々として進みません。
そんな中事件は起こります。
ドラマーであるリック・アレンが交通事故で左腕を失って
しまうのです。
リックはその後驚異的な回復を見せ、何とかアルバムは
完成しますが、当時制作に最も時間のかかったアルバム
という印象がありました。

内容ですが、いわゆるハード・ポップという内容です。
とにかく曲の出来がすばらしく良いです。
これはプロデューサーのジョン・マット・ラングの力が
大きいのですが(当時は6人目のメンバーとまで言われて
いました)もちろん彼ら自身の才能と努力の結晶だと
思います。

個人的にはジョー・エリオットの声とか苦手だったり
するのですが、間違いなく80年代HR/HMの名作です。

バンドは次のアルバム制作中にオリジナルメンバーで
ソングライティングの中心でもあったギターのスティ
ーブ・クラークをアルコールと薬物で亡くしてしまい
ます。

【全曲解説というか感想】
1. Women
 日本・アメリカでの1stシングル。
 一応前作と路線が似ているからとのことらしいの
 ですが、当時は(今も)個人的には感じませんでした。
 ギターソロが変だと思っているのは私だけでしょうか。
2. Rocket
 テクノ?というか機械的な雰囲気のある少し前衛的な
 曲です。
3. Animal
 イギリスでの1stシングル。
 こっちの方が前作と路線が似ているような気がします。
 まさにハード・ポップ。名曲です。
4. Love Bites
 美しいラブ・バラード。全米1位。
 コーラスが美しい。
5. Pour Some Sugar on Me
 ポップロック。
 シングルカットされ、チャートでも2位を記録。
 個人的にはちょっと苦手。
6. Armageddon It
 こちらもハードポップの佳曲。
7. Gods of War
 アルバムの中ではちょっぴり硬派な一曲。
8. Don't Shoot Shotgun
 アップテンポの佳曲。
 シングルカットされてないですが個人的には好きです。
9. Run Riot
 アップテンポの元気な曲。
10. Hysteria
 個人的には一番のお気に入り。
 決してHR/HMではないのですが、とにかく曲がいいです。
11. Excitable
 どうもこういう系は苦手です。悪い曲ではないのですが。
12. Love and Affection
 スローテンポのバラード調の佳曲。

CDを意識しての12曲収録は当時最先端でした。
これもいい曲をそろえることができた結果でしょう。

iTMSで購入


Def Leppard - Hysteria







明日はIにします。

2006-09-10

Trouble In Angel City/Lion

不幸のバンドLionの事実上ラストアルバム。
Lionはイギリス出身のカル・スワン(ボーカル:元Tytan )と
アメリカ人のマーク・エドワーズ(ドラム:元Steeler)が始めたバンド。
日本では異常に受けたのですが、その他ではさっぱりでした。
カルの湿ったボーカルとマークのドラムそしてオーソドックスながら
日本人受けするダグ・アルドリッジのギターが受けたのだと思います。
ただし最終的にブレイクしきれなかったのは後に書く不幸もありますが
曲作りの甘さが大きく影響しています。
しかしながらこのアルバムは曲のクオリティが高いのでおすすめです。

残念ながらマークはこの後事故でケガを負い、結局バンドは解散状態に
なります。
その後カルとダグはBad Moon Risingを結成することになります。

【全曲解説というか感想】
1. Come On
 アルバムトップは普通の曲。
2. Look Up Your Daughters
 スレイドのカバー曲。でもLionらしさ満載の佳曲。
3. Can't Stop The Rain
 ちょっと地味なのですが個人的にはこういう曲は
 好きです。
4. Love Is A Lie
 サビの盛り上げがすばらしい。カルのボーカルが最高。
5. Victims Of Circumstance
 こちらも少し地味ですが佳曲。
6. Stranger In The City
 このアルバムのメイン。ブリティッシュとアメリカンが
 見事に融合しています。
 是非一度聞いてもらいたいです。
7. Hungry For Love
 ポップな曲。LionもLAのバンドです。
8. Hold On
 ダグのギターが印象的。こういうアニメソング風の
 曲こそLion最大の魅力。
9. Lonely Girl
 短いアコースティック・バラード。
 メロディは今ひとつ。
10.Forgotten Sons
 アルバムの中ではアップテンポの曲。侮れません。

改めて通して聞いてみましたがいいアルバムです。
決して新しくはありませんがHR/HMファンが求める
サウンドです。

でもなかなか聞く方法がないですよね。
iTMSでもないですし、アマゾンも高いなあ〜




明日はDかIかSにします。

2006-09-09

Slippery When Wet /Bon Jovi

ということで、今日はこれです。
個人的には初めて買った洋楽CDということで
非常に思い入れがあります。
世の中的に見ても80年代HR/HMブームを
最高潮に持っていったアルバムです。

Bon Joviは当時日本では人気があったものの
アメリカでは出遅れたバンドでした。
当時、アメリカでHR/HMの中心はLAで、
ニュージャージー出身のBon Joviは
メインストリームから外れた格好になります。

そんな中でBon Joviのこのアルバムは
世界の流れを変えました。
このアルバムの完成度の高さはこういった
事実からも推し量ることができます。

発売時のライナーでそれを予測していた
伊藤政則もすごいな。

ちなみにアルバムジャケットは日本盤が
オリジナルで、アメリカ盤はオリジナルが
アメリカで認められなかったため変更
したものです。

でもなんで日本盤のタイトルが
「ワイルド・イン・ザ・ストリート」
なんでしょうか?

【全曲解説というか感想】
1. Let It Rock
 前にも書いたことがありますが、昔は冒頭が
 Pink Framingosという曲として独立していたのですが
 いつの間にか吸収されてしまいました。
 いつからなんでしょうか。うちのCDは発売当初のもの
 なので、しっかりわかれています。
 さて曲自体ですがこの歴史的アルバムの冒頭の曲が
 一番地味なんですね。
 悪い曲ではないですが、一番目立ちません。
2. You Give Love a Bad Name
 1stシングル。全米No.1。
 アカペラから入るスリリングな展開。
 初めて聞いたときの衝撃は忘れられません。
 今もカバーがCMで使用されています。
 また、ライブの定番曲です。
 最後にジョンの"One more time"かけ声の後、
 Shot through the heart and you'er to blame,you give love・・・
 が歌われて、ファンがその後を歌います。
 昔はファンのパートは"A bad name"だけなのですが、
 今では引き続き、
 "I play may part and you play youe gemes,you give love a bad name"
 まで歌います。
 次のNew Jerseyにはライブバージョンが収録されていますが
 そこでは前者です。
 88年の大晦日のTokyo Domeのビデオ(当時フジテレビで
 放送されました)ではファンは前者なのですが、バンドは
 後者を求めているようです。
3. Livin' on a Prayer
 2ndシングル。これも全米no.1。
 2とともに曲作りにはデスモンド・チャイルドが参加しています。
 解説する必要のない超有名曲です。
4. Social Disease
 個人的にはあまり好きではないです。
 このアルバムでは Love is a social disease.で
 次のアルバムでは Your love is a bad medcine.
 なんですね。
5. Wanted Dead or Alive
 3rdシングル。
 もちろん名曲なのですがいわゆる売れ線ではないです。
 あえてこの曲をシングルに選んだBon joviに脱帽。 
6. Raise Your Hands
 こっちの方がオープニングにぴったりです。
 いわゆるアンセムソングです。
 今年の日本ツアーでこの曲をずっとやっていたのは
 うれしい驚きでした。
7. Without Love
 これもデスモンド・チャイルドが参加。
 もしこれをシングルカットしていたらもっと売れたでしょう。
 あまり語られないかくれた名曲。
8. I'd Die for You
 個人的にはベストソング。
 哀愁を帯びたBon Jovi節炸裂です。
 今年のツアーでやってくれたときは大感激しました。
9. Never Say Goodbye
 バラード。これ以降の作品のバラードに比べると
 ちょっと弱いかも知れません。
 女々しさが足りないかな。
10. Wild in the Streets
 アルバムラストはご機嫌なロックンロールナンバー。

今年の日本ツアーでも2,3,5,6,8,10と6曲もやってる
重要アルバムです。ちなみに一番好きかと聞かれると・・・
多分違います。

iTMSで購入

Bon Jovi - Slippery When Wet




明日はLにします。