2006-10-11

...AND JUSTICE FOR ALL/Metallica

Metallica4枚目のアルバム。
いわゆる“問題作”です。
Metallicaというバンドは問題作が多いバンドだと
思いますが、これはひとえにMetallicaというバン
ドがファンが「次のアルバムはきっとこんな感じ
だろう」という気持ちを常に裏切るような一歩先を
すすんでいるからでしょう。

このアルバムが問題作とされた所以は何と言っても
このアルバムの“音”です。特にドラム取り分けス
ネアドラムの音です。
初めて聞いたときは録音失敗したのかと思うくらい
音が悪いと感じていました。
しかし、当然そんなことはなく、当時の彼らはこの
音、この乾いたサウンドを求めていたのだと思い
ます。

今考えると、90年以降のシーンを考えたとき、無機
質とも言えるこの乾いた音は先見の明があったと脱
帽せざるを得ません。
しかも時は80年代、HR/HMブーム頂点のころです。だ
れもこんなドライなものを良いとは思っていません
でした。
その中であえてこれに挑戦したMetallicaはやっぱり
凄かった。

【全曲解説というか感想】
1. Blackened
 バケツリレー、水よこせ!です。(笑)
 決して走ってはいないのですが、テンポのいい曲です。
2. ...And Justice for All
 2曲目はタイトル曲の大作というのが定番です。
3. Eye of the Beholder
 単調ながらも印象深い曲。
4. One
 Metallicaが初めてPVを作った作品。
 スローテンポから始まる名曲。
 「ジョニーは戦場に行った」(だったと思います)
 をテーマにした曲です。
5. Shortest Straw
 割と単純なのですが、なぜか頭に残るサビが印象的。
6. Harvester of Sorrow
 このアルバムでは最もヘヴィな曲。Metallicaが狙
 った乾いたサウンドに最もあった曲ではないでしょ
 うか。
7. Frayed Ends of Sanity
 このアルバムでは最も速い曲。とはいっても軽い。
8. To Live Is to Die
 基本的にはインストルメンタル。
 途中クリフ・バートンが残した?歌詞が朗読されます。
 最初と最後の部分が余りにも物悲しい曲です。
 個人的にはアルバム一番。
9. Dyers Eve
 これってボーナストラックだっけ?
 いずれにしても今までのMetallicaに最も近いナンバー。

Metallicaですから素直にCD購入しか方法ないですね。

明日はRで。

0 件のコメント: