2006-11-06

Dr. Feelgood/Motley Crue

Motley Crueの5枚目にして最大のヒット作。
これを最高傑作と考える人も多いでしょう。
前作では男っぽいロックンロール色を強く打ち出し、その路線を
引き継ぎつつもモトリーらしい派手さが加わったという意味では
最高傑作かも知れませんが、前にも書いたとおり、モトリーは時
代によって上手く音を変えてくるので、一概にどれが一番良いと
言うのは難しいかも知れません。
全米No.1!!

【全曲解説と言うか感想】
1. T. N. T. (Terror 'N Tinseltown)
 オープニング曲。
 と普段であれば簡単に片付けられるのですが、今回はそういう
 訳にはいきません。QueensrycheがOperation Mindcrimeで、麻
 薬中毒患者“ニッキー”を主人公にしたことに対するモトリー
 の回答です。ほぼそっくりそのままOperation Mindcrimeをまね
 ることで抗議する、なんてモトリーらしいクールなやり方でし
 ょうか
2. Dr. Feelgood
 タイトル曲。ミドルテンポのロックソングですが、何と言って
 も凄いのはその音。
 ぶっ飛ぶくらいの音量でしかもクリアなサウンド。
 曲自体は凄く良いかと言われるとちょっと微妙ですが、それを
 補って余りあるほどのできです。
 リフがちょっと面白い。
3. Slice of Your Pie
 一転してちょっぴり地味な?ブルージーな曲。
4. Rattlesnake Shake
 明るく陽気なロックンロール曲。
5. Kickstart My Heart
 アップテンポのかっこいいロック曲。
 モトリーの中ではこれが一番好きという人も多いのではないで
 しょうか。
 ギターかっこよすぎ。
6. Without You
 バラード曲。3rd4thの曲と比べるとちょっと劣ります。
7. Same Ol' Situation (S.O.S.)
 これまた明るく派手なロックンロール曲。
8. Sticky Sweet
 ちょっと印象薄い曲。
9. She Goes Down
 こちらもちょっと地味なロックンロール。
10. Don't Go Away Mad (Just Go Away)
 個人的にはこのアルバムで一番できのいい曲だと思ってます。
 ニッキーも発売当時一番気に入っている(Facesの曲に似てる
 から)と言ってました。
 バラードと言うほどさびしい曲でもないし、派手派手ロック
 でもありませんが、心にずしんと響く曲で、元気が出ます。
11. Time for Change
 バラードとしてはこちらの方が上。
 凄く感動的で、アルバムラストを飾るにふさわしい曲です。

納得いかないのがなぜかこのアルバムだけiTunes Storeにない
ことです。
仕方がないのでベストアルバムでも。

M!)tley Cr!)e - Red, White & Crue




最近サボり気味なので、なんかいいのがあったらそれにします。

2006-11-02

Dangerous Attraction/Lion

昨日も書きましたが新型iPod Shuffleはほんとに小さいです。
かばんに入れるとなくしそうなくらいです。
今はかばんにクリップされてます。

さて、Lionの1stフルアルバムが今日のお題です。
発売当初は、日本のみの発売でした。
今は、ほぼ完全な廃盤なのでしょうか?
そういう運命になるには非常にできのいいアルバムです。

【全曲解説と言うか感想】
1.Fatal Attractions
 スケールの大きな曲。
2.Armed And Dangerous
 ちょっぴり物悲しい雰囲気の曲。
3.Hard And Heavy
 タイトルどおりへヴィーです。
4.Never Surrender
 アップテンポのノリのいい曲。
 リフがなかなかかっこいい。
 共通一次の前に鼓舞するために聞いた記憶があります。
 翌年センター試験も受けましたけど・・・
5.Death On Legs
 ポップな曲。といってもコーラスが。
6.Power Love
 キャッチーなメロディの代表曲。LAメタルです。
7.In The Name Of Love
 バラード調から始まるミドルテンポの曲。
8.After The Fire
 個人的にはアルバム最大の名曲。
 ブリティッシュ調の哀愁サウンドです。
9.Shout It Out
 最後はアップテンポの曲。

残念ながらアマゾンもiTunes Storeもないです。
ヤフオクででも手に入れるしかないですね。
ちなみに私は当然持ってます。発売当初のですけど。

2006-11-01

Kingdom Come/Kingdom Come

Led Zeppelinのそっくりバンドとして、このデビューアルバムから
大ヒットを飛ばしたKingdom Comeのそのデビューアルバム。
当時はまさにHR/HMブームの全盛期ですが、Led Zeppelinもブーム
で多くのバンドのここが似ているなどと言われたものですが、その
極致がまさにこのバンドです。

【全曲解説というか感想】
1. Living Out of Touch
 1曲目からLed Zeppelin節満載です。
 出来はかなりいい。
2. Pushin' Hard
 こちらもそのまんま。
 けだるい感じがよく出ている。
3. What Love Can Be
 これまたまんまの感じのブルージーバラード。
4. 17
 ドラムはボンゾになりきれてないよなと思ってしまう曲。
5. Shuffle
 ブギーですね。
6. Get It On
 代表曲の一つ。Zeppelin度は最高潮。
7. Now Forever After
 なぜか?凄くいい曲なんです。
 哀愁と適度なスピード感が入り交じる名曲。
 こういう路線がもっと多いとここ後も続いただろうに・・・
8. Hideaway
 普通です。
9. Loving You
 これまたあの曲のまんまですね。
 アコースティックの曲。4シンボルズ。
10. Shout It Out
 比較的普通のロックです。まあまあいい。

iTunes Storeで購入

Kingdom Come - Kingdom Come


明日はLですね。
iPod Shuffle2G届きました。
一応発売は明後日みたいだから店頭はまだかな。
予想以上にちっちゃかった。

2006-10-31

Stained Class/Judas Priest

今までなんだかんだ言って避けてきてしまったJudas Priestの
78年の作品。
聞いたことがないとか持ってないとかいうことはないのですが、
何かアルバム全体だと曲を覚えているかとの自信がなかったの
で避けてきました。

ジューダスの場合、長い歴史もあり、その時代により上手く変
化しているので、(時にはそれが先端過ぎたりして失敗したり
しますが・・・)これといった特徴があるようでないようでと
言った感じです。
70年代は基本的には伝統的なブリティッシュHRで80年代は典型
的なHM、90年代は結構激しかったりと色々あり、またその過渡
期には過渡期的な作品があったりと大変ですが、でもやっぱり
HMと言われて思い浮かぶのはジューダスです。
そのファッションやサウンドなど多大な影響を与えていますし、
いわゆるヘビメタキャラってジューダスですよね。

さて、このアルバムは先ほど書いたとおり、78年の作品です。
そういう意味で70年代的な香りがする一方で、80年代のさきが
けとも言える曲もあり、そのバランスが見事に調和した傑作で
す。
【全曲解説というか感想】
1. Exciter
 80年代の到来を予感させるようなスピード感あふれる名曲。
 音自体はちょっと軽めですが、この曲があったからこそ、
 80年代の流れができ、そしてHR/HM大ブームにつながるの
 ではないでしょうか。
 そういう意味でも非常に偉大な曲だと思います。
2. White Heat, Red Hot
 70年代的な曲です。
3. Better by You, Better Than Me
 こちらも70年代の雰囲気満載の曲。
 ミドルテンポでリフが印象的で、それで展開もあるという
 美味しい曲。
 古臭さは否めませんが・・・
4. Stained Class
 アルバムタイトル(公式HPではなぜかタイトルに誤植がある)
 曲で、スピーディーなかつ激しい曲。
 いい曲です。
5. Invader
 雰囲気70年代的な曲です。近未来的なのですが70年代での
 近未来的という雰囲気です。
 昔のSF映画や実写・アニメって近未来を描いてても今思う
 とちょっと古かったりするじゃないですか。
 そんな感じです。
6. Saints in Hell
 70年代のジューダスの典型的な曲。
7. Savage
 リズムの面白い曲。
8. Beyond the Realms of Death
 これまた感動的な名曲。
 バラードです。そしてジューダス史上もっとも激しく最も
 美しく、最も悲しいバラードです。
 昔はこれが聞きたくてCD買いました。
9. Heroes End
 かなりキャッチーなメロディです。
 意外とキャッチーなメロディが多いのもジューダスの特徴
 です。

これはiTunes Storeにはありません。やっぱりSonyか。

明日はKかきついな。もしかしたらLにしちゃうかも知れません。
いよいよiPod Shuffle発売です。今日届くかな・・・

2006-10-30

The Number of the Beast/Iron Maiden

ということで、土日は旅行に行ってましたので、お休みしました。
長野県のワイン祭りと山梨のワイン祭りに行ってきました。

さて、今日はIron Maidenの3rdアルバムです。
このアルバムからヴォーカルがブルース・ディッキンソンに変わり
ます。
初代ヴォーカルのポール・ディアノはパンクの影響の濃い激しい
ところが魅力で吐き捨てるように歌うのが特徴です。
それに対し、ブルースは正統派というか伸びやかな声で、歌も上
手いと思います。
どちらがいいかというのは好みの問題ですが、このアルバムで
ある意味Iron Maidenのサウンドは固まります。

また、日本での評価は5thなどに比べ低いですが、欧米での評価
は非常に高いです。
恐らくIron Maidenの最高傑作は?と欧米で聞けば、このアルバ
ムになるのではないでしょうか。
曲もライブの定番曲が目白押しです。
昔、スティーヴ・ハリスはインタビューで次の4thが一番好きだと
言っていました。

【全曲解説というか感想】
1. Invaders
 オープニングがこの曲の最大の魅力でしょう。
 とにかく最初のイントロがかっこいいです。
2. Children of the Damned
 ミドルテンポの叙情的な曲。感動的。
3. Prisoner
 セリフから入る点では5と同じでなんか間違えがちです。
 (私だけ?)
 サビもキャッチーで覚えやすい。
4. 22 Acacia Avenue
 メロディがしっかりした曲。日本人好み。
5. Number of the Beast
 Iron Maidenの代表曲。セリフから入り、ライブではそこから
 大合唱です。
 曲自体もスティーヴのベースから入りかっこいい。
6. Run to the Hills
 こちらも欧米での人気が非常に高いライヴ定番曲。
 盛り上がります。リズムがいいです。
7. Gangland
 普通です。
8. Hallowed Be Thy Name
 Iron Maidenを代表する名曲中の名曲。
 曲展開・メロディ・リフともに最高です。
iTunes Storeで購入

Iron Maiden - The Number of the Beast




明日はJです。

2006-10-27

Back to the Mystery City/Hanoi Rocks

フィンランド出身のHanoi Rocksの3rdアルバム。
ただし、この前に未発表曲を集めたアルバムがあるので4thという
見方もできます。
未発表曲集Self Destruction Bluesは未発表曲集としては異例の
抜群のできですし・・・
ロックンロールバリバリアルバムで、世間のハノイのイメージに
一番近いアルバムでしょうか。
この時代のライブアルバムも絶品なのですが、まさにバンドが
ノリに乗っていた時期と言えるでしょう。
理屈抜きで楽しめるアルバムです。

【全曲解説というか感想】
1. Strange Boys Play Weird Openings
 まあ単なるオープニング曲です。ピヨピヨ。
2. Malibu Beach Nightmare
 Hanoi Rocksの代表曲。勢いのあるノリのいいロックンロール
 です。
 かっこいいリフあり、サックスありのてんこ盛りサウンド。
 楽しいです。
3. Mental Beat
 わりと単調なヘヴィロック。
 欧米人ってこういうの好きなんでしょうね。
4. Tooting Bec Wreck
 ベースがかっこいいノリのいい明るい曲。
5. Until I Get You
 へヴィーバラード。
 いい曲なんです。泣けます。
 ライブアルバムで"the son about a girl and very
beautiful boy"と紹介されています。
6. Sailing Down the Tears
 普通のロックンロールです。
7. Lick Summer Love
 かなりポップな曲。
8. Beating Gets Faster
 暗い哀愁を帯びた曲で1stのイメージに近い曲。
 個人的にはかなり好きです。
9. Ice Cream Summer
 明るくノーテンキな1曲。
10. Back to Mystery City
 最後はノリノリのロックンロール。
 見事に盛り上げてしめています。
iTunes Storeでは買えません。

明日から2日間旅行です。
次はIです。
早ければ明日行く前、帰ってきた明後日、遅くても明々後日には

2006-10-26

Europe/Europe

北欧メタルの雄Europeのデビューアルバム。
今流通しているCDはリミックス盤になります。
このアルバムはまさに北欧の様式美あふれるサウンドで後の
Final Countdownの面影は見られません。
しかしながらジョーイ・テンペスト(vo)、ジョン・ノーラム
(g)を初めとしてしっかりとした演奏力・曲作りが魅力です。
日本版タイトル「幻想交響詩」もかっこいいです。

【全曲解説というか感想】
1. In the Future to Come
 スピーディーに展開するギターが展開する曲。
 ちょっとメロディが甘い気もしますがかっこいい。
2. Farewell
 雰囲気は良いですがサビが甘い。
3. Seven Doors Hotel
 名曲中の名曲。個人的にはこの曲のギターソロは全楽曲の
 中で5本の指に入るほど好きです。
 情景の浮かぶ曲ですね。
4. King Will Return
 バラードというか物悲しい曲。甘い曲ではなく、北欧の
 寒さ・白さが伝わる曲。
5. Boyazont
 インストナンバー。力強さの中に美しさが共存する。
6. Children of This Time
 結構変わったリフで始まる曲。路線は変わらない。
7. Words of Wisdom
 サビのメロディーが印象的な曲。名曲です。
8. Paradize Bay
 比較的ポップなリフの曲。
9. Memories
 最後までノリは同じです。アルバム最後という感じでは
 ないかな。

iTunes Storeでは販売していません。だってSonyだもの。

明日はFと思っていましたが、とばしてHで。
(Gもとばしてるじゃないか・・・)

2006-10-25

When Dream and Day Unite/Dream Theater

インテリジェンスHMの最高峰Dream Theaterのデビューアルバム。
このアルバムのみでヴォーカルが変わってしまい、今となっては
1stはヴォーカルが弱い、なんて言われていますが、当時はそんな
こと言われていなかった気がしますので、相対的な問題なのでし
ょう。
実際今このアルバムを聞いて、ヴォーカルが弱いなとは感じません。
変拍子や変調など複雑な展開を駆使した難易度の高い演奏は、それ
こそ衝撃を持って迎えられました。
さらに凄いと思うのは曲のクオリティーの高さです。
リフやメロディそれぞれが単純にかっこよく、複雑な展開で嫌に
なってしまうようなことには決してなりません。

【全曲解説というか感想】
1. Fortune in Lies
 基本はミドルテンポなのですが途中はアップテンポになるし
 Dream Theaterらしい曲。キーボードが効いています。
2. Status Seeker
 ポップなキーボードから入る曲。ちょっと不思議な感じですが
 サビはしっかりいい感じでかっこいい。
3. Ytse Jam
 とにかくリフがかっこいいインストナンバー。
 展開がとか何とかいう以上にリフそのものがかっこよく楽し
 めます。
4. Killing Hand
 最初のアコースティックギターが美しい曲。
5. Light Fuse and Get Away
 テンポが様々に変わる面白い曲。
 メロディーもしっかりしている。
6. Afterlife
 リフがかっこいい。サビもかっこいい。
7. Ones Who Help to Set the Sun
 サンプリングから入る曲。メロディは普通。
8. Only a Matter of Time
 複雑な展開という意味では一番の曲ではないでしょうか。
 アルバムベストソングだと思います。

iTunes Storeで購入

Dream Theater - When Dream and Day Unite


明日はEです。

2006-10-24

Night Songs/Cinderella

Bon Jovi弟バンド?としてデビューしたCinderellaの
デビューアルバム。
Bon Joviと同様にメロディーの際立ったHRですが、何
と言っても渋い、ブルージーです。次の2ndの方がもっ
と渋いのですが、このアルバムも新人バンドのデビュー
アルバムらしからぬ渋さです。
でも、Bon Jovi効果もあってかビルボードで3位になり
ました。もちろんヴォーカルのトム・キーファーを中
心に実力もあります。

実は、このアルバム当時は持ってなかったのですが、
iTuns Storeで買ってしまいました。

【全曲解説というか感想】
1. Night Songs
 オープニングは比較的地味なミドルテンポのスケ
 ールの大きい曲。
2. Shake Me
 ノリのいいロックナンバー。
3. Nobody's Fool
 このアルバムのメイン。ブルージーなヴォーカルが
 歌い上げる。
4. Nothin' for Nothin'
 サビがかっこいいロックナンバー。
5. Once Around the Ride
 リフがかっこいいロックナンバー。
6. Hell on Wheels
 ポップなロックナンバー。
7. Somebody Save Me
 比較的アップテンポのノリのいい曲。1stシングル。
8. In from the Outside
 ポップなロックンロールナンバー。
9. Push, Push
 サビがキャッチーなロックナンバー。
10. Back Home Again
 ミドルテンポの普通の曲。
iTunes Storeで購入

Cinderella - Night Songs



明日はDです。

2006-10-23

Keep the Faith/Bon Jovi

Bon Joviの5thアルバム。
4thに伴うツアーは過酷を極め、いつ終わるともなく続いた
そのツアーはバンドの人間関係をズタズタにし、Bon Jovi
は解散状態に陥ります。
そんな中もう1回だけ集まってみようということになり、そこで
再度バンドは結束を固めます。

そうして出来上がったのがこのアルバムです。
当時アメリカはグランジブームが盛り上がり、HR/HMは過去
の遺物と揶揄されていました。
そういう時代背景の中、セールス的には前作や前々作には
及びませんが、しっかりと存在感を示したアルバムです。
多少散漫な感も否めないし、アルバム後半の曲は、いまひと
つだったりしますが、存在自体が嬉しかった。

【全曲解説というか感想】
1. I Believe
 スケールの大きいロックナンバー。
2. Keep the Faith
 アルバムタイトル曲。当時はBon Joviが"Keep The Faith"
 なんていうとちょっと違和感感じたのですが、バンドの
 決意の曲だと思います。以降政治色の強い曲とかも多く
 なりますし・・・
3. I'll Sleep When I'm Dead
 ご機嫌なロックンロールナンバー。個人的にはあまり
 好きではなかったのですが、ライブだとかっこいいし、
 リフがかっこいい。Bad Medicineなんかよりはいいかな
4. In These Arms
 感動的な名曲。アルバムでは一番のお気に入りです。
 デヴィッドの曲です。
 今年のライブではこの曲やってましたね。嬉しかった。
5. Bed of Roses
 人気の高いバラード曲。
 前作収録の"I'll be there for you"と二分するのでは
 ないでしょうか。個人的には後で書きます。
6. If I Was Your Mother
 珍しくハードな曲。コーラスが厚い。
7. Dry County
 これまた珍しい長い大作曲。
 決して飽きさせません。
8. Woman in Love
 印象の薄い曲。
9. Fear
 こちらも普通の印象薄い曲。
10. I Want You
 バラード曲。一般的には地味で目立たないと
 されていますが、個人的には5よりも好きです。
 歌詞がBon Joviらしくていいです。
 何で人気がいまいちなんだろう・・・
 曲順のせいかな?
11. Blame It on the Love of Rock & Roll
 これまた印象薄い曲。
12. Little Bit of Soul
 またまた印象薄いと思っていたのですが、最近
 iPodで改めて聞いてみて侮れない曲だということが
 よくわかりました。最初の印象だけではだめですね。

iTunes Storeで購入

Bon Jovi - Keep the Faith


明日はCです。

2006-10-22

Rocks/Aerosmith

ということで、再開します。

Aerosmithの4thで、70年代のAerosmithの最高傑作。
なんと言ってもタイトルが"Rocks"ですから。
ジャケットも5つのダイヤモンドが並んでいますから。
まさに自信満々の会心の作品でしょう。

音的には70年代の録音なので良くはありませんが、
曲はバラエティに富んでいて、どれも魅力的です。
エアロがいかに影響を与えたバンドであるかが
伺い知れるアルバムです。

【全曲解説というか感想】
1. Back in the Saddle
 ずしりとくるリフから始まるヘヴィな曲。
 リズムも含めた演奏がかっこいい。
 Rockを非常に感じます。
2. Last Child
 ノーテンキなRockではなく、まあ地味な曲
 なのですが、なぜか頭を離れない曲です。
3. Rats in the Cellar
 アップテンポなロックンロール。
 明るい曲ではなく、夜のロックンロールと
 いった雰囲気です。
4. Combination
 今までのエアロの雰囲気に近い曲。
 比較的明るめの曲。
5. Sick as a Dog
 明るいロックンロール。
6. Nobody's Fault
 後にTestamentがカヴァーするヘヴィな曲。
 この当時こんなヘヴィな曲を作っていたとい
 うことに驚きです。
 スラッシュとまではいきませんが、ヘヴィ
 ロックの元祖てきな曲です。
7. Get the Lead Out
 肩の力の抜けたロックンロール。ブギーに
 近い。
8. Lick and a Promise
 明るいノーテンキ系のロックンロール。
9. Home Tonight
 感動的なバラード。前作のバラードもいいの
 ですがこちらも甲乙つけがたい名曲です。
iTunes Storeでは買えません。

明日はBです。

2006-10-21

総集編06/10/21

実は昨日の投稿が50枚目のアルバムの紹介でした。
そこで、 今日は特別編で今まで紹介したアルバムを
一挙にまとめます。
原則アーティストアルファベット順で、アルバム
発表順です。

Aerosmith
 Permanent Vacation
Bon Jovi
 Bon Jovi
 7800 Fahrenheit
 Slippery When Wet
 New Jersey
 Crush
Crimson Glory
 Transcendence
Def Leppard
 Pyromania
 Hysteria
Dio
 Holy Diver
Dokken
 Tooth and Nail
 Under Lock and Key
 Back for the Attack
Europe
 The Final Countdown
Gary Moore
 Wild Frontier
Guns N' Roses
 Appetite For Destruction
Hanoi Rocks
 Bangkok Shocks, Saigon Shakes,Hanoi Rocks/Hanoi Rocks
Helloween
 Keeper of the Seven Keys Part1
 Keeper of the Seven Keys Part2
Iron Maiden
 Iron Maiden
 Powerslave
 Somewhere in Time
Lion
 Trouble In Angel City
Metallica
 Ride the Lightning
 ...AND JUSTICE FOR ALL
 Metallica
The Michael Schenker Group
 The Michael Schenker Group
Motley Crue
 Shout at The Devil
 Theatre of Pain
 Girls, Girls, Girls
Night Ranger
 Dawn Patrol
Ozzy Osbourne
 Blizzard of Ozz
 Diary of a Madman
Queen
 A Night at the Opera
Queensryche
 Rage For Order
 Operation: Mindcrime
Quireboys
 A Bit of What You Fancy
Rainbow
 Rising
 Difficult to Cure
 Bent Out of Shape
Riot
 Thundersteel
Rush
 2112
Scorpions
 Fly to the Rainbow
Skid Row
 Skid Row
Tesla
 The Great Radio Controversy
Twisted Sister
 Love Is for Suckers
White Lion
 Pride
Whitesnake
 Whitesnake
Yngwie J. Malmsteen's Rising Force
 Trilogy
 Odessey
明日からはまた通常に戻ります。

2006-10-20

Operation: Mindcrime/Queensryche

Queensrycheの4thアルバム。
いわゆるコンセプトアルバムです。

コンセプトアルバムの定義は難しいですがポイントは
曲間だと思います。
普通は1曲終わると少しインターバルがあり、次の曲
が始まります。
しかしコンセプトアルバムは、何らかの音が続いてい
たり、短い曲があったりしてつながっているiPod泣か
せ(最新の5.2Gやnano2Gでは解消されていますが)ヤ
ツです。
歴史的に言えばビートルズが始めて、Queenやプログレ
のバンドに引き継がれます。
曲がつながっているということは自然とテーマが共通
し、歌詞の面でも統一感が生まれてきます。

とはいっても絶対につながっているというケースも珍
しく、このアルバムはそう言う意味では完全なコンセ
プトアルバムです。
アルバム全体が一つの物語になっています。

物語の詳細は省きますが、このアルバムの凄いところ
はその物語性と同等に1曲1曲の完成度が高く、それ
ぞれがHR/HMの曲として十分名曲であると言えるとこ
ろでしょう。

【全曲解説というか感想】
1. I Remember Now
 基本的には台詞。物語の序章というか最終章でここ
 から回想が始まります。
2. Anarchy-X
 曲としてはここからと言うべきで、オープニングテ
 ーマです。歌詞はありません。
3. Revolution Calling
 ここから本格スタート。キャッチーでありながら決
 してポップではありません。
4. Operation: Mindcrime
 ベースが効いたヘヴィな曲。
5. Speak
 アップテンポの良く出来た曲。
6. Spreading the Disease
 これもアップテンポ。
7. Mission
 ミドルテンポの心にずしりとくる曲。
8. Suite Sister Mary
 長編の曲。物語はここでクライマックスを迎えます。
 クリス・デ・ガルモ(G)のヴォーカルも聞けます。
9. Needle Lies
 こちらもアップテンポの名曲。
10. Electric Requiem
 つなぎの曲です。
11. Breaking the Silence
 個人的にはアルバム最高の完成度を誇る曲だと思い
 ます。
12. I Don't Believe in Love
 物悲しいメロディが心を揺さぶる名曲。
13. Waiting for 22
 つなぎですが、美しい曲です。
14. My Empty Room
 物語も最終に近づき主人公の孤独がよく表現されて
 います。
15. Eyes of a Stranger
 最後はバラードで感動的。曲自体の出来が抜群。

iTunes Storeで購入。

Queensr!)che - Operation: Mindcrime


明日は特別編です。

2006-10-19

Pyromania/Def Leppard

Def Leppard 最初の大ヒットアルバム。
前にも書きましたが、残念ながらマイケル・ジャクソンの
お化けアルバム”スリラー”のために1位になれなかった
不幸のアルバムでもあります。
以前紹介したHysteriaと比べると荒々しさがあります。

【全曲解説というか感想】
1. Rock Rock ('Til You Drop)
 ストレートなロック。アンセムソングです。
2. Photograph
 大ヒット曲。ポップな曲ですが非常に完成度の高い曲
 です。完璧でしょう。
3. Stagefright
 アップテンポのロック曲。非常にノリがいいです。
4. Too Late for Love
 バラード曲。コーラスが美しい。
5. Die Hard the Hunter
 ミドルテンポのロック曲。
6. Foolin'
 感動の名曲。バラードまでいかないですが、美しさ
 物悲しさが共存しています。個人的にはDef Leppard
 一番の曲。
7. Rock of Ages
 アンセム曲ですが、ミドルテンポで激しさはありません。
8. Comin' Under Fire
 6と雰囲気のにたサビの曲。
 ちょっと地味かな。
9. Action! Not Words
 ストレートかつキャッチーなロックンロール。
10. Billy's Got a Gun
 最後は少しヘヴィな曲。

iTunes Storeで購入

Def Leppard - Pyromania


明日は内緒です。

2006-10-18

Crush/Bon Jovi

2000年発表のBon Jovi7枚目のオリジナルアルバム。
全然80年代じゃないですね・・・

一応このアルバムで復活ということですが、実際は
どうでしょうか。
確かに90年代はBon JoviにとっていやHR/HM全体に
とって非常に厳しい時代であったことは間違いあり
ません。
Bon Joviで考えても80年代は途中からですがアルバム
4枚、2000年以降はこれまでに既に3枚のアルバム
(ベストとかライブとかボックスセットとか入れる
と+4枚!!)を発表しているものの90年代は全体で
2枚(別途ベスト1枚)しかアルバムを作っていません。
メンバー間には不協和音も聞かれ、ソロ活動も盛ん
でした。

しかし、90年代のアルバムは世界的には結構ヒット
しているんですね。
世界中で売れまくったベスト盤や日本でオリコン
1位に輝いたThese Daysなど・・・

全体的に暗くともすると後ろ向きな雰囲気のあった
These Daysに比べるといい意味で開き直った名曲が
揃ったアルバムはそういう意味では復活のアルバム
であることは間違いありません。

【全曲解説と言うか感想】
1. It's My Life
 Bon Jovi復活の1曲。
 復活たる所以はギターの音につきるですが・・・
 もちろんトミーとジーナが復活したりという部分
 もありますが、そんなに全面にトミーとジーナが
 復活しているわけではありません。
 結構単純な(言い方悪いなシンプルな)曲だと
 思います。
 悪く書いてますけどいい曲です。
2. Say It Isn't So
 ポップな感じのロックンロール。
 とはいっても充分なほどキャッチーなメロディ。
 個人的にはなぜか
 "I hear Disney Land might lose Micky Mouse"
 という部分が好きです。
3. Thank You for Loving Me
 バラード曲。ブラッド・ピットの映画にインスパ
 イアされたらしい。
 悪くはないがインパクトに欠けると思います。
 最近のBon Joviのバラードは悪くはないけど抜群
 というのがないような気が・・・
4. Two Story Town
 個人的には大好きな渋い曲。
 ギターが良いですね。ジョンのボーカルも渋い。
 ライブのジョンのギターがかっこいい。
5. Next 100 Years
 ジャニーズのチャリティーグループJ-Friendsに
 提供した曲のセルフカバー。
 ジャニーズの方は聞いた記憶がないので、比較
 できませんが、最後はリッチーのギターが史上
 最高に弾きまくっています。
6. Just Older
 前にも書きましたが内省的な曲。
 個人的にはBlood on Bloodと対になっていると
 思います。
 曲の雰囲気も似ているし。
7. Mystery Train
 バラード曲?きれいな曲だと思います。
8. Save the World
 バラード曲。映画アルマゲドン用に作ったらしい。
 実際にはご存知エアロの曲が採用されていますが。
 感動!に一歩足りないと思います。
9. Captain Crash and the Beauty Queen from Mars
 このタイトルは絶対David Bowieの影響だと思います。
 肩の力が抜けた曲です。
 今年の日本ツアーでもやってました。
10. She's a Mystery
 バラード曲。ちょっと地味すぎ。
11. I Got the Girl
 結構お気楽なロックンロールナンバー。
12. One Wild Night
 久々に出たBon Joviらしい曲。
 これを聞くと復活というのもうなづけます。
 今年の日本ツアーでやらなかったので残念。
 9ならこっちの方がやって欲しかった。

iTunes Storeで購入

Bon Jovi - Crush


明日はDでがんばります(言っちゃった)

2006-10-17

Theatre of Pain/Motley Crue

Motley Crueの3枚目のアルバム。
LAメタルのトップバンドであったMotley Crueは、LAメタルブームが
落ち着いてきたこの時期、中途半端な状況にあったと言えます。
ヴィンス・ニールの事故の問題、ニッキー・シックスのドラッグの
問題などバンドの抱えた問題は山積みでした。

そんな状況で出たこのアルバムもまた中途半端であったと言わざる
を得ません。
LAメタルからロックンロールへの転進を図ろうという意図は伝わっ
てくるものの、完全に昇華しているとは言えません。
その方向に結論が出るのが次の4thであり、そして完成するのが
5枚目のDr.Feelgoodでしょう。
ただそんな中にもいくつかの光る曲があるのはさすがです。

【全曲解説というか感想】
1. City Boy Blues
 ロックンロールというかブギーです。
 アルバム最初の曲としては多少地味な感が否めませんが中々
 よくできた曲ではあります。
2. Smokin' in the Boys' Room
 カヴァー曲。これも完全にブギーです。
 シングル曲でもあります。
3. Louder Than Hell
 2ndまでの方向性に近いような気もしすが、ちょっと退屈。
4. Keep Your Eye on the Money
 ロックンロール色が強い曲。これ以降のアルバムの方向性に
 近いと思います。
5. Home Sweet Home
 いわずと知れた名曲バラード。
 これ1曲のためにアルバムを買っても損はないと思います。
 曲の冒頭のキーボードはドラマーのトミー・リーの演奏
 なのですが、これだけでトミーはBurrn!の人気投票キー
 ボード部門でトップになったというほどの凄さです。
6. Tonight (We Need a Lover)
 この曲の中ではミックのリフが珍しく際立った曲。
 後の名曲Kickstart My Heartに雰囲気が似ています。
7. Use It or Lose It
 アップテンポの比較的へヴィーな曲。
 悪い曲ではないと思いますが、何か一つ足りない気が
 します。このアルバムの曲ってそういうのが多いです。
8. Save Our Souls
 スローかつヘヴィーな雰囲気の曲。実際はそれほどへ
 ヴィーではありません。
9. Raise Your Hands to Rock
 アコースティックも入ったアンセム曲。
 これも今一歩なんですが・・・悪くないだけに惜しい。
10. Fight for Your Rights
 ミックのリフが印象的。ただしメロディラインが良く
 ない。

iTunes Storeで購入

M!)tley Cr!)e - Theatre Of Pain


明日はBでいきます。

2006-10-16

Tooth and Nail/Dokken

色々悩んだ末、今日はDokkenの2ndです。
Dokkenの中では最も“勢い”のあるアルバムだと思います。
前に紹介した3rdは落ち着いた雰囲気のミドルテンポの曲
が多いのですが、このアルバムではアップテンポの曲が多いです。

時代的にはLAメタル全盛期になります。
個人的にはLAメタルで最高の完成度を誇るアルバムだと思います。

【全曲解説というか感想】
1. Without Warning
 枕の短い曲です。
2. Tooth and Nail
 アップテンポのDokken代表曲。
 ジョージのギターの切れ味が鋭い。
3. Just Got Lucky
 結構ポップな曲なのですが、ポップな割りにメロディーは暗かっ
 たりするある意味で不思議な曲。
 単に聞いてると不思議じゃないんですが・・・
4. Heartless Heart
 ポップな普通の曲。
5. Don't Close Your Eyes
 アップテンポでありかつキャッチーなメロディーが最高。
6. When Heaven Comes Down
 地味な曲。
7. Into the Fire
 Dokkenを代表する名曲中の名曲。
 Dokkenの最高傑作と言っても過言ではないでしょう。
 ジョージのちょっぴり重めのリフから入り、アコースティックに
 展開、その後サビにつながるのですがこのサビも最高。
 そしてIn My Dreamsに使いまわされる部分が・・・
8. Bullets to Spare
 これもポップな普通な曲。
9. Alone Again
 Dokkenバラードの最高峰。涙を誘う美しいメロディーの中で、ギ
 ターが叫ぶといった感じで、盛り上がるバラードです。
10. Turn on the Action
 ギターが激しく、アップテンポなのですがメロディーはキャッ
 チーでよくできています。
 ある意味Dokkenらしい曲。

iTunes Storeにはありません。


明日は・・・考えます。

2006-10-15

Permanent Vacation/Aerosmith

ということで、封印していたAです。
大物バンドですし、私も結構持っているのですが
全曲分かる自信が無かったりしたので今まで避け
ていました。

Aerosmithは70年代に一時代を築き、アメリカで
最も影響力を与えたバンドだと思います。
しかし、80年代初めはバンドの人間関係もあり
バンドは上手くいっていませんでした。
このアルバムの前のアルバムでは久しぶりに
オリジナルメンバーに戻りました。
その段階ではしっくり行っていなかったものの
このアルバムではブルース・フェアバーンを
プロデューサーに迎え、ある意味売れ線を狙い
成功します。そのことがこれ以降の本格復活
につながります。
もちろんこのアルバムから復活だとの見方も
出来ますがあくまでも完全復活のためのステッ
プだと思います。
そういう意味では出来のいいアルバムですが
Aerosmithっぽさは完全ではありません。

【全曲解説というか感想】
1. Hearts Done Time
 オープニングは今後のエアロを象徴する
 ような曲。エアロらしさを残しつつ80年代
 的なサウンドを上手く取り入れています。
2. Magic Touch
 個人的にはメチャクチャ好きな曲。
 キャッチーなメロディーで当時の流行路線です。
 そう言う意味ではエアロらしくないので嫌いな
 人は嫌いでしょう。
3. Rag Doll
 このアルバムブルーズぽい曲も多いのですが、
 これもその1曲。
4. Simoriah
 印象が薄い曲なのですが、改めて聞いてみると
 エアロっぽさを感じる曲。
5. Dude (Looks Like a Lady)
 80年代エアロの象徴的なヒット曲。
 エアロの復活にはRun DMCがカヴァーした70年代
 の名曲Walk this Way(エアロの原曲時点でしっ
 かりラップになってるのが凄い)の影響も大きい
 と思いますが、その流れを汲んでいます。
6. St John
 こちらもブルージーな曲。
7. Hangman Jury
 またまたブルージー。
8. Girl Keeps Comin' Apart
 ノリのいいロックンロール。歯切れのいいサビが
 印象的。
9. Angel
 某有名アイドルグループのメンバー主演ドラマの
 主題歌にもなった超ヒットバラード。
 本人たちはあまり気に入ってないみたいですが、
 個人的には外せません。
 名曲バラードだと思います。
 70年代のエアロにも名曲バラードは多いし、90年代
 以降のエアロの流れをなんだかんだ言っても、決定
 づけた曲だと思います。
10. Permanent Vacation
 アルバムタイトル曲ですが、ちょっと地味かも。
 80年ぽさエアロぽさどっちも中途半端。
 悪い曲ではないのですが・・・
11. I'm Down
 Beatlsのカヴァー。
12. Movie
 変な日本語から始まるインストナンバー。
 エアロの曲の中でも異質を感じます。
iTunes Storeで購入。

Aerosmith - Permanent Vacation


明日はDかDかIあたりで。

2006-10-14

A Bit of What You Fancy/Quireboys

80年代初頭のNWOBHM以降、イギリスではイキのいい新人
バンドがなかなか出てきませんでした。
Rockの母国は言うまでもなくアメリカですが、イギリス
はもう一つのRock大国として君臨してきました。
特に60年代、70年代はイギリス全盛期である意味でアメ
リカを凌駕していたところもあります。

そんな状況で登場したQuireboysは久しぶりの大型新人
ということで注目されました。
結局は大ブレイクしなかったのは残念ですが・・・

サウンドはロックンロールなのですが、アメリカンロッ
クンロールとは一線を画したブリティッシュロックンロ
ールです。
湿ったヴォーカルと明るい曲でもどこか哀愁というか
陰を感じる音です。

【全曲解説というか感想】
1. 7 O'Clock
 ピアノから始まるロックンロール。70年代のFaces
 なんかの雰囲気を感じさせます。
2. Man On The Loose
 アップテンポのロックンロール。ノリが最高にいい。
3. Whippin' Boy
 スローテンポの聞かせる曲。ちょっと暗め。
4. Sex Party
 まさに王道ロックンロール。雰囲気は2に近い。
5. Sweet Mary Ann
 歌い上げるスローテンポの曲。
 バラードというよりスローロックンロールという感じ。
6. I Don't Love You Anymore
 こちらは感動的なバラード。歌を聴かせます。
7. Hey You
 1に雰囲気の近いミドルテンポロックンロール。
8. Misled
 雰囲気は5と近いブルージーなロックンロール。
 ピアノが生きた名曲。
9. Long Time Comin'
 ベイ・シティ・ローラーズ的な雰囲気で始まるロックン
 ロール。ノリがいい。
10. Roses And Rings
 優しい雰囲気のバラード曲。途中からは軽快さが加わる
 名曲。
11. There She Goes Again
 普通のミドルテンポロックンロール。
12. Take Me Home
 感動的な展開のロックンロール。

どの曲もそこそこいい曲ですが、こういうタイプだとしかた
無いのですが、どうしても似た感じの曲になるのが残念です。

iTunes Storeにはないだろうと思ったらベスト盤がありました。
さすが東芝EMI。

The Quireboys - Masters of Rock: The Quireboys


アマゾンでは1stと2ndのセットがお得でいいですね。
ボーナストラックが多いし。ちょっと欲しいかも。

明日は封印していた?Aにします。

2006-10-13

Dawn Patrol/Night Ranger

ブラッド・ギルスとジェフ・ワトソンという2人の
テクニシャンがツインリードを奏でるNight Ranger
の1stアルバム。
どうしても2人のギタリストが目立ってしまいますが、
ヴォーカルも2人いたりして変わったバンドです。

曲はアメリカっぽいポップな感じが多いです。
このアルバム後はバラードのヒットもありバラードが
多くなるのですが、このアルバムではまだそれが無く
とても出来がよいと思います。

【全曲解説というか感想】
1. Don't Tell Me You Love Me
 Night Rangerの代表作。
 曲の出来も抜群だし、ギターソロも凄い。
2. Sing Me Away
 いかにもアメリカンロック。
3. At Night She Sleeps
 かなりポップな曲。
4. Call My Name
 バラード曲。後のバラードバンドの片鱗を感じます。
5. Eddie's Comin' Out Tonight
 マイナーかつアップテンポな曲。
6. Can't Find Me A Thrill
 サビが印象的。
7. Young Girl In Love
 これぞアメリカンポップロック。
8. Play Rough
 ちょっと中途半端。
9. Penny
 サビが異常なまでに印象的な名曲。個人的なお気に入り。
10. Night Ranger
 アルバムでは最もHR色が濃い。
iTunesでは買えません。

明日はできればQにしたいです。

2006-10-12

Difficult to Cure/Rainbow

Rainbow通算5枚目のアルバム。
このアルバムからヴォーカルはジョー・リン・ターナー
となりいわゆる後期に入ります。
もちろんジョーのセンスやヴォーカルスタイルが与えた
影響も大きいのでしょうが、何と言ってもプロデューサー
として参加し、ベースの座に収まったDeep Purple時代か
らの盟友ロジャー・グローバーの力がこのアルバムでは
大きな役割を果たしていると言えるでしょう。

音作りはもちろんロジャーは作曲能力にも長けているため、
曲のクオリティーも高く(これは曲を提供したラス・バラ
ードによる面もありますが)いい意味でリッチーがギタリ
ストに専念できているのではないでしょうか。

それゆえ、Rainbow時代で最もリッチーが弾きまくっている
との評価もあります。
三頭政治の時代やコージーがいた頃は、なんとなく鬼気迫る
感もあるのですが、ここではそれは感じられないものの、
誰に気兼ねすることなく演奏するリッチーがいるのです。

【全曲解説というか感想】
1. I Surrender
 ポップな名曲。
 いわゆる売れ線的な曲であることに違いはないのですが
 哀愁を帯びたそのサウンドは感動的であります。
 よく聞くとリッチーもかなり弾いています。
2. Spotlight Kid
 ジョー時代のライブオープニング曲。
 1と並んでこのアルバムの代表曲。
 1よりもリッチーのギターはストレートです。
3. No Release
 やりたい方向はわかるのですが、ちょっと足りない。
 この方向性が開花するのは次の次のアルバムBent Out
Of Shape
でしょう。
4. Magic
 いい曲だという話は余り聞いたことがないのですが
 個人的には1と並ぶ名曲だと思います。
 こちらもラス・バラードなのでうなづけますが、
 もっと評価が高くてもいいと思うのですが・・・
 ポップな中でもリッチーのギターがポイント
 押さえて泣かせてくれます。
5. Vielleicht das Nachste Mal (Maybe Next Time)
 短めのインストナンバーですが、リッチーの中で
 いやHR/HM史上最も美しくそして感情のこもった
 感動的なギターインスト曲だと思います。
6. Can't Happen Here
 アップテンポな佳曲。
 後期を象徴する曲です。
7. Freedom Fighter
 こちらもまあまあの曲。
8. Midtown Tunnel Vision
 正直つまらない。中途半端。
9. Difficult to Cure [Beethoven's Ninth]
 ベートーベンの交響曲第九番(第九)を題材と
 したインストナンバー。リッチーの遊び心が
 満載です。

iTunes Storeで購入

Rainbow - Difficult to Cure



明日は・・・Nにします。

2006-10-11

...AND JUSTICE FOR ALL/Metallica

Metallica4枚目のアルバム。
いわゆる“問題作”です。
Metallicaというバンドは問題作が多いバンドだと
思いますが、これはひとえにMetallicaというバン
ドがファンが「次のアルバムはきっとこんな感じ
だろう」という気持ちを常に裏切るような一歩先を
すすんでいるからでしょう。

このアルバムが問題作とされた所以は何と言っても
このアルバムの“音”です。特にドラム取り分けス
ネアドラムの音です。
初めて聞いたときは録音失敗したのかと思うくらい
音が悪いと感じていました。
しかし、当然そんなことはなく、当時の彼らはこの
音、この乾いたサウンドを求めていたのだと思い
ます。

今考えると、90年以降のシーンを考えたとき、無機
質とも言えるこの乾いた音は先見の明があったと脱
帽せざるを得ません。
しかも時は80年代、HR/HMブーム頂点のころです。だ
れもこんなドライなものを良いとは思っていません
でした。
その中であえてこれに挑戦したMetallicaはやっぱり
凄かった。

【全曲解説というか感想】
1. Blackened
 バケツリレー、水よこせ!です。(笑)
 決して走ってはいないのですが、テンポのいい曲です。
2. ...And Justice for All
 2曲目はタイトル曲の大作というのが定番です。
3. Eye of the Beholder
 単調ながらも印象深い曲。
4. One
 Metallicaが初めてPVを作った作品。
 スローテンポから始まる名曲。
 「ジョニーは戦場に行った」(だったと思います)
 をテーマにした曲です。
5. Shortest Straw
 割と単純なのですが、なぜか頭に残るサビが印象的。
6. Harvester of Sorrow
 このアルバムでは最もヘヴィな曲。Metallicaが狙
 った乾いたサウンドに最もあった曲ではないでしょ
 うか。
7. Frayed Ends of Sanity
 このアルバムでは最も速い曲。とはいっても軽い。
8. To Live Is to Die
 基本的にはインストルメンタル。
 途中クリフ・バートンが残した?歌詞が朗読されます。
 最初と最後の部分が余りにも物悲しい曲です。
 個人的にはアルバム一番。
9. Dyers Eve
 これってボーナストラックだっけ?
 いずれにしても今までのMetallicaに最も近いナンバー。

Metallicaですから素直にCD購入しか方法ないですね。

明日はRで。

2006-10-10

Bon Jovi/Bon Jovi

ということで今日はBon Joviの記念すべきデビュー
アルバムを取り上げます。
LAメタルブームが盛り上がる中、レコード会社に
よる新人バンドの争奪戦が始まります。
その中でデビューしたバンドのひとつがBon Jovi
です。
当時の感覚でいうと、少し線が細い感じでしょうか。
LAを中心としたバンドではなく、東海岸のニュー
ジャージー出身ということもあり、そんな印象が
強いのかもしれません。

しかし、なぜか日本では注目を浴びます。
これは日本における伊藤政則氏の影響力の大きさも
関係するのでしょうが、ノーテンキな感じのカリフ
ォルニア的な要素よりもなんとなく哀愁感じるウェ
ットなところが日本人にマッチしたのでしょう。

そしてその数年後Bon Joviは考えられないほどの
ビッグバンドに成長します。

【全曲解説というか感想】
1. Runaway
 記念すべきデビュー曲。
 他の曲とは録音時期が異なり、ジョン以外の
 メンバーはレコーディングに参加していない
 というのが定説です。
 実際、ライブにおけるリッチーのギターソロ
 はこのアルバムでのそれとは異なります。
 いまだにライブでは欠かせない曲で、今年の
 東京公演初日のタイムマシーンの演出は良か
 ったです。でもなぜかその後なかったのが
 残念。
 いずれにしても超有名曲(Bon Joviが売れた
 からですが・・・)
 個人的にもはずせません。
2. Roulette
 決して悪い曲ではないのですが、何かちょっ
 と惜しい曲。
 何が足りないかと言われると難しいのですが
 名曲まで後一歩といった感じです。
3. She Don't Know Me
 レコード会社に無理矢理入れろと言われた曲
 でジョンは嫌いらしい。
 日本での人気が高かったので、初の日本のラ
 イブで演るよう政則氏が説得したとの逸話も
 あります。
 明るいポップな曲です。
4. Shot Through the Heart
 このアルバムではBest3に入ると個人的には
 思います。
 数年後このフレーズはあの大ヒット曲で使い
 まわされますが・・・
 哀愁を帯びた初期Bon Joviサウンドの代表曲。
5. Love Lies
 結構ヘヴィな感じのバラード曲。
 ジョンも最後は裏声でシャウトしています。
 若いな・・・
 個人的には結構好きだったりします。
6. Brakeout
 ライブのオープニング曲。
 割とこれ系のBon Joviはいまいちと思って
 しまいます。
7. Burning for Love
 1と並ぶ代表的名曲。
 個人的にはBon Joviの中でかなり上位に入り
 ます。
8. Come Back
 これも中々いいのですがちょっと地味です。
 ただBon Joviっぽさはピカイチ。
9. Get Ready
 最後は割とロックンロールな曲。

iTunes Storeで購入。

Bon Jovi - Bon Jovi


明日はMの予定です。

2006-10-09

Odessey/Yngwie J. Malmsteen's Rising Force

ヴォーカルにジョー・リン・ターナーを迎えた
イングヴェイ4枚目のアルバム。
バンド?(ほぼソロか)史上最も著名かつ実力
のあるヴォーカリストを迎えたということもあり
世間的にはこれを最高傑作と呼ぶ人が多いかも
しれません。

たしかにイングヴェイと対等に渡り合えるヴォー
カリストということもあり、バンド色も強まり
曲も充実しているのですが、個人的にはもっと
まとまりのあるアルバムもあるし、曲の質も
前作の方が良いような気がします。

実際ジョーのヴォーカルにぴったりいるかと
言えば微妙なところですし、曲作りもちょっっぴり
手抜き(ジョーが)な気もします。

【全曲解説というか感想】
1. Rising Force
 バンドタイトル曲がないということで作った?曲。
 そう言う経緯もあるためかなかなかいい曲。
 ジョーも絶叫気味。
2. Hold On
 スローなパワフルバラード。まあ普通。
3. Heaven Tonight
 ポップな感じの売れ線曲。アメリカ人はこの手の
 好きですね。
4. Dreaming (Tell Me)
 アコースティックな雰囲気のバラード。いい出来。
5. Bite the Bullet [Instrumental]
 前置き曲。ちょっと激しい。
6. Riot in the Dungeons
 全曲から続く激しい曲。
7. Deja Vu
 ジョー節全開の名曲。一番ジョー時代のRainbowに
 近いかも。
8. Crystal Ball
 キャッチーなメロディの曲。
9. Now Is the Time
 ちょっぴり退屈。
10. Faster Than the Speed of Light
 イングヴェイらしいタイトル(笑)。
 このアルバムでは一番おすすめ。 
11. Krakatau [Instrumental]
 激しいインスト曲。イングヴェイらしい曲、
12. Memories [Instrumental]
 最後はバラードインスト曲。

iTunes Storeで購入。
 
Yngwie Malmsteen - Odyssey - Yngwie J. Malmsteen's Rising Force



明日は考えます。

2006-10-08

The Great Radio Controversy/Tesla

Def Leppardの弟バンド?としてデビューした
Teslaの2ndアルバム。
弟バンドとは言いますが単にマンージメントが
同じでそう言われているだけなので、方向性が
違います。
かなり渋いというのが第一印象でしょうか。
また、苦労人のイメージがつきまといます。

このアルバムもHR/HMブーム全盛期で、
そこそこ売れました。
凄くいい曲がある一方でつまらない曲も
あり、その辺が難点です。

【全曲解説というか感想】
1. Hang Tough
 アダルトな雰囲気の漂う渋い曲。
 できはまあまあ。
2. Lady Luck
 こちっも渋いがちょっぴり退屈。
3. Heaven's Trail (No Way Out)
 またまた渋い曲。味があるなかなかの曲。
4. Be a Man
 ほんと渋いです。でも若さが足りないかも・・・
5. Lazy Days, Crazy Nights
 アダルト・・・またか・・・
6. Did It for the Money
 ここまでA面ですが渋すぎる曲の連続です。
 その中では一番華があるかも・・・
7. Yesterdaze Gone
 一転してアップテンポの佳曲。
 ヴォーカルとギターのバランスがいい。
8. Makin' Magic
 最初は渋い幹事なのですがサビがキャッチーで
 それでいて哀愁こもってていい感じです。
 隠れた名曲です。
9. Way It Is
 アメリカンサウンドの王道といった感じ。
10. Flight to Nowhere
 ギターリフがいい感じの曲。
11. Love Song
 超名曲バラード。アコースティックギターの
 ちょっとした前置きから始まる優しい曲。
 歌詞の内容は失恋した女の子を慰める内容で
 こちらも心温まります。
12. Paradise
 またまた名曲バラード。こっちはギター泣き
 まくり系で11とは雰囲気が違いますがこれも
 また最高です。
 11と12だけでも買う価値は十分。
13. Party's Over
 最後はちょっぴりヘヴィな雰囲気。

久々iTunes Store OKです。

Tesla - The Great Radio Controversy


明日はYかな。

2006-10-07

Love Is for Suckers/Twisted Sister

Twisted Sisterの1987年のアルバム。
Twisted SisterはStay Hungryの大ヒットで
LAメタルの主役級に躍り出たのですが、
この時期は残念ながらこの時期は低迷して
います。

ディー・スナイダーの強烈なキャラクター
のせいですかね。
このアルバム自体の曲の出来は抜群なんで
すが・・・
もちろん捨て曲なしの名曲ぞろいとまでは
いかないのですが、きらりと光る曲が多い
です。
時代は追い風だったにも関わらず残念です。

実はこれもカセットで持っていて無くして
しまっていたので、最近アマゾンで衝動買い
してしました。

【全曲解説というか感想】
1. Wake up (The Sleeping Giant)
 出来はまあまあな1曲目。ミディアム
 テンポの曲です。
2. Hot Love
 ポップなシングル曲。
 ディーのイメージからは想像できない
 爽やかなカルフォルニアの曲です。
3. Love Is for Suckers
 超名曲。この曲のために衝動買いして
 しまいました。
 哀愁漂うそして疾走感のある曲です。
4. I'm So Hot for You
 出来は今ひとつのヘヴィーロックンロール。
5. Tonight
 こちらも抜群の出来の曲です。
 ギターのおかずもいいですし、メロディーも
 最高。
6. Me and the Boys
 ポップな曲。まずまずの出来です。
7. One Bad Habit
 普通のロックンロール曲。
 出来は中程度。
8. I Want This Night (To Last Forever)
 普通のロックンロール。
9. You Are All That I Need
 バラード調の曲。
 それほど感動的ではないです。
 モトリー曲名が似てますが出来はモトリー
 の圧勝ですね。
10. Yeah Right
 こちらも今ひとつ。
ということでB面の出来が敗因でしょうか。
でもアメリカ人の好きそうなロックンロール
なんですけどね。

iTunes Storeではかすりもしません。


明日はTを予定していますが変わるかも。

2006-10-06

Powerslave/Iron Maiden

ということで、予告通りのIです。
日本では絶大な人気を誇るIron Maidenの
5枚目のアルバム。

人気の秘密はなんと言っても1でしょう。
Iron Maidenを代表するいやHMを代表する
曲として認められています。

しかしなぜかライブアルバムなどでは
収録されるされるケースは少ないです。
最近分かったのですがこの曲の人気は
日本だけのようです。
実際iTunes Storeのトップダウンロードは
この曲なのですが、他の国、アメリカも
イギリスもフランスもドイツも違いました。
欧米で人気があるのはRun to the Hills
だったり、Number of the Beastだったり
します。
こういうとこでも日本人のこだわりが
見られて面白いですね。

【全曲解説というか感想】
1. Aces High
 さんざん書きましたが、実は大好きです。
 初めて聞いたときはこんな名曲があるのか
 と感動したものです。
 リフがちょっとコブシは入り気味で、この
 あたりが人気の秘密なのでしょうか。
 逆にいうと欧米人はわりとロックンロール
 系好きですよね。
2. 2 Minutes to Midnight
 シングルにもなった曲。
 欧米ではこっちの方が人気ありそうです。
 キャッチ−な曲です。
3. Losfer Words (Big 'Orra) [Instrumental]
 インスト曲。インストだと1stとかの方がいい。
4. Flash of the Blade
 派手なリフから始まる曲。ブルースの絶叫もいい。
5. Duellists
 いかにもメイデンぽい曲です。
6. Back in the Village
 かなり出来のいい曲。テンポが心地いいし、
 メロディもよくできている。
7. Powerslave
 アルバムタイトル曲。こちらもいかにもメイデン。
8. Rime of the Ancient Mariner
 13分を超える大作。
 1と並ぶ本アルバムの代表曲。
 実際こんなに長い曲でも飽きはきません。
 ある意味メイデン大作指向の原点です。

iTunes Storeで購入

Iron Maiden - Powerslave



明日はTにしたいのですが、MかRかも

2006-10-05

Pride/White Lion

White Lionの 2ndアルバム。
今思えばWhite LionほどLAらしいバンドは
ないのではないでしょうか。

基本的に明るい曲調、明らかにエディー・
ヴァン・ヘイレン(よっちゃん)から影響を
受けたギターなどなど、まさにLAです。

話は変わりますが、このアルバムが出たのは
87年。
前にも書いたことがありますが、時代はHR/HM
ブーム絶頂期に向かいつつあり、そんな中で、
どのバンドも最高傑作と言えるような名作を
次々とリリースしていきます。
White Lionもこのアルバムの出来が一番だと
思います。

実は当時高校生だった私は、田舎に初めて
できたTUTAYAでこのアルバムを借りました。
田舎ですので、それまで個人営業の
「貸しレコード屋」はあったのですが、品揃えは
たいしたものがなく、AerosmithのRocksとかを
LPで借りるのがせいぜいだったのですが、
TUTAYAの品揃えには感激したものです。
ということでじつはカセットテープでしか持って
なかったりしたのですが、引越しや結婚などで
いつの間にかそのテープもなくなってしまい、
最近どうしても聞きたくなってAmazonで買って
しまいました。

実はアメリカのiTunes Storeでは売ってたので
日本でサービスがスタートするときには、期待
してたんですが、なくて残念でした。

【全曲解説というか感想】
1. Hungry
 アルバム代表曲。哀愁がかったメロディの
 バックではおかずちりばめまくりのギター
 がリフを奏でるといった構成で、Van Halen
 の影響が強く感じられます。
 この曲聴きたくてCD買っちゃいました。
2. Lonely Nights
 こちらもマイナーに展開する曲。
 当時の印象は実は全くなかったのですが
 改めて聞いてみるとなかなかの佳曲。
3. Don't Give Up
 メジャーで展開する王道パターン。
4. Sweet Little Loving
 こちらも王道。ただし改めて聞いて一番
 印象に残った曲です。
5. Lady of the Valley
 ちょっぴりスピーディな展開から入る哀愁曲。
6. Wait
 大ヒットシングル。
 明るいメロディに乗って誰もが口ずさめます。
7. All You Need Is Rock N Roll
 ちょっと変わった雰囲気の曲。
 ロックンロールです。
8. Tell Me
 6と同路線のシングル曲。個人的にはこっちの
 方が好きです。
9. All Join Our Hands
 ちょっと印象薄いです。
10. When the Children Cry
 こちらもビルボードで3位にまでなった大ヒット
 バラード。
 アコースティックな悲しいバラードです。

ということでiTunesではベスト版みたいなのしか
ありませんが、きっかけとしては充分でしょう。
White Lion - Remembering White Lion: Greatest Hits

White Lion - Remembering White Lion: Greatest Hits

Mike Tramp & White Lion - The Ultimate White Lion

Mike Tramp & White Lion - The Ultimate White Lion




明日は書きたいことがあるのでIにします。
でも今晩できない場合はMでごまかすかも・・・

2006-10-04

The Michael Schenker Group/The Michael Schenker Group

The Michael Schenker Groupの1stアルバム。
邦題は「神?帰ってきたフライング・アロウ?」
マイケル・シェンカーはドイツ出身で元々は兄の
ルドルフ・シェンカー率いるScorpionsに在籍して
いましたが、英国のUFOに(円満に)引き抜かれる形で
移籍します。
当時のマイケルはまともに英語が話せなかったらしく、
精神的に苦労し、何度か失踪したりしたようです。

ドイツの純朴なギター青年がイギリスの不良バンドに
入った衝撃はいかほどだったか想像に難くありません。
しかしながら、その逆境の中でマイケルは数々の名曲
名演を連発しました。

しかし、結局はバンドを離れ、ソロに近いこの形態で
今後は活動していくことになります。

このアルバムもそのフラストレーションが炸裂したような
名曲ぞろいで故に神と名づけられたのでしょう。

マイケルは特に日本ではまさに70年代から80年代を代浮キるギターヒーローです。人気も絶大でした。
しかしこれ以降のマイケルは結局ギターヒーローの宿命
として、ヴォーカリストに恵まれません。
このアルバムはゲーリー・バーテンで困ったときには
ヴォーカルはこの人です(笑)。
その後グラハム・ボネットやロビン・マコーリーなどが
加入しますが、どうもいまひとつ。
個人的には一番合ってるのはフィル・モグ(UFO)だと
思っています。

【全曲解説というか感想】
1. Armed And Ready
 軽快なノリのナンバー。
 アルバム・ライブのオープニングにふさわしい。
2. Cry For The Nations
 名曲中の名曲。
 マイケルのリフも異常なまでにかっこいい。
 メロディーも良くできています。
3. Victim Of Illusion
 悪くはないのですが、他の曲が余りにも良すぎる
 せいか、いまひとつ地味な印象が・・・
4. Bijou Pleasurette
 短いインストナンバー。
 胸を締め付けられる切なさ。
5. Feels Like A Good Thing
 ロックンロールぽいノリのナンバー。
 UFO時代を考えればわかりますがマイケルは結香@ロックンロール系OKです。
6. Into The Arena
 こちらも名曲中の名曲。
 ギターインスト曲の最高峰に位置する曲でしょう。
 これからアリーナに向かう高揚感を表現していると
 思いますが、最初のリフがとにかく凄いのですが
 それ以上に最後の盛り上がり、感情込めまくりは
 まさに圧巻。こんのこの人しかできません。
7. Looking Out From Nowhere
 キャッチーなメロディーの裏でマイケルがさりげなく
 弾く名曲。
 非常にマイケルらしい曲だと思います。
 ただし、サビのメロディーが今一歩。
8. Tales Of Mystery
 アコースティックと泣きのギターが堪能できる
 バラード曲。
9. Lost Horizons
 スローかつ荘厳な曲。

iTunes Storeではこのアルバム自体はありませんが
このアルバムの曲が多数含まれるベストアルバムが
あります。
Masters of Rock: The Michael Schenker Group

The Michael Schenker Group - Masters of Rock: The Michael Schenker Group

Essential Michael Schenker Group

Michael Schenker Group - Essential Michael Schenker Group


明日はがんばればW手を抜けばMで

2006-10-03

Bangkok Shocks, Saigon Shakes,Hanoi Rocks/Hanoi Rocks

フィンランド出身のハードR&RバンドHanoi Rocksの
デビューアルバム。
もちろん、フィンランド出身のロックバンドなんて
当時はいませんでした。
Hanoiは不幸のバンドとして知られています。
フィンランドからイギリスそしてアメリカへと羽ばた
いて行こうとしたとき、ドラマーのラズルを事故で
なくしてしまい、空中分解してしまいます。

ヴォーカルのマイケル・モンローは、非常に華のある
人で、80年代後半ソロアルバムが日本で売れます。
ちょうどHR/HMブームが頂点だったこともあり、Hanoi
も見直されるのですが、その際、どうしても当時の
イメージで”マイケル・モンロー率いる”的な
形容詞が付いてしまいますが、あくまでバンドの
中心はギターのアンディ・マッコイです。

もちろんマイケルのスター性は抜群で、私も大好き
ですが・・・

さてこのアルバムは、デビューということもあり、
音質もそんなに良くありませんし、曲の方向性も
定まりきっていない感があります。
しかし、北欧ならではの哀愁とかHR色という意味では
このアルバムに並ぶアルバムはありません。

【全曲解説というか感想】
1. Tragedy
 記念すべきデビュー曲で日本で人気の高い曲。
 と言っている私も大好きです。
 哀愁漂うメロディはHanoiの中では少し異質
 なのですが・・・
 ちなみにライブの方が圧倒的にカッコいいです。
2. Village Girl
 リズムがカッコいい曲。
 なぜか哀愁漂います。
3. Stop Cryin'
 アップテンポなロックンロールナンバー。
 ただし、ノーテンキな感じではなく、なぜか
 切ない・・・
4. Don't Never Leave Me
 Hanoiを代表するバラードナンバー。
 最後のアルバムでセルフカバーされています。
 出来としてはそちらの方が良いとは思いますが。
 なお、アンディは後に自分のバンドでも取り上
 げています。
5. Lost in the City
 ご機嫌なロックンロールナンバー。
 これ以降のアルバムはこの路線が強くなります。
6. First Timer
 スピーディーなロックンロールナンバー。
7. Cheyenne
 日本で人気の高い1曲。
 方向性は1と似ています。哀愁漂うナンバーです。
8. 11th Street Kidzz
 暗い曲ではないのですがちょっぴりキュンとくる
 曲です。
9. Walking With My Angel
 ちょっぴりお気楽なロックンロールナンバー。
 ちょっぴりかわいいです。
 マイケルのサックスも堪能できます。
10. Pretender
 最後は割と普通です。

iTunesでは買えません。


明日はということでMになります。

2006-10-02

Skid Row/Skid Row

Bon Joviの弟バンド?第2弾としてデビューした
Skid Rowの1stアルバム。

1stはBon Joviの色合いというかレコード会社の
意向が強く、比較的ポップで聞きやすく、2ndは
自分たちのやりたいことが前面にでた荒々しさが
際立ったアルバムです。
個人的嗜好で評価は分かれると思いますが、私は
こっちの方が好きです。最近改めて聞くと2ndも
結構いいんですけど・・・
時代はHR/HM全盛期。こんなバンドでも売れるのか
というような風潮もありましたが、この時期各
バンドとも傑作を発表していたのも事実です。

そんな中でもSkid Rowは鳴り物入りでデビューし
デビューアルバムで見事その期待に応えました。
インパクトという意味ではGuns'n'Rosesのデビュー
の方が上でしょうが、それに勝るとも劣らない
名作であることは間違いありません。

【全曲解説というか感想】
1. Big Guns
 1曲目にしては地味かなという印象。
 普通のバンドの普通のアルバムなら
 そんなこと無いと思うのですが、
 このアルバムの他の曲と比べるとね。
2. Sweet Little Sister
 HM独特の疾走感とは違ったスピード
 ロックンロール。
 歌うの大変そうだな・・・
 色々言ってますが、お気に入りです。
3. Can't Stand the Heartache
 まあ普通程度の出来です。
4. Piece of Me
 最初のベースが聞いた洒落た感じの曲。
5. 18 and Life
 スローテンポから入る悲しい曲。
 バラードとはちょっと違いますが
 胸を締め付けられるキュンとくる
 サビです。
6. Rattlesnake Shake
 同時期にモトリーも同名異曲があり、
 モトリーの方は覚えているのですが
 こっちはあまり記憶にないです。
7. Youth Gone Wild
 アルバム代表曲でありSkid Rowの
 テーマソングでもあります。
 いまだに"Skid Row"と叫んでしまいそうな
 自分が怖い。
8. Here I Am
 可もなく不可もなく。
9. Makin' a Mess
 雰囲気的には2と似ているのですが、一歩
 及ばずという感じ。
10. I Remember You
 明るめのバラード曲。
 サビがかっこいい。
11. Midnight/Tornado
 アルバム最後を飾るにふさわしいパワフルな
 曲。

残念ながらiTunes Storeでの販売はありません。

明日はHかMか気分次第で。

2006-10-01

Thundersteel/Riot

80年代初頭にWarriorやNaritaで叙情的なサウンドで
日本でも人気の高かったRiot。
しかし、その後活動休止状態になっていたのですが、88
年に突如このアルバムで復活しました。
しかもそれまでの叙情的なギターサウンドに加え、天下
無比の疾走感を身につけての復活でした。
メンバーは大幅に入れ替わっているので、ある意味
新しいバンドのデビューアルバム的でもあります。

それほどこの時代にマッチした傑作アルバムです。

【全曲解説というか感想】
1. Thundersteel
 抜群の出来の名曲。失踪するサウンド、ハイトーンな
 ヴォーカル、そしてどこか哀愁漂うギター。
 どれをとっても完璧なHMです。
2. Fight or Fall
 疾走感という意味では1に劣るものの強力なナンバー。
 どこか哀愁が漂います。
3. Sign of the Crimson Storm
 ヘヴィなナンバー。
 ただしただ重いだけじゃない。
4. Flight of the Warrior
 スピード感の中にも哀愁が漂う名曲。
 適度な疾走感とヴォーカルがいい味を出しています。
5. On Wings of Eagles
 同系統の曲が続くので普通ならば飽きがちなのですが
 なぜか心地いいんです。
 特にこの曲はサビがいいですね。
6. Johnny's Back
 B面1曲目になります。
 ほんの少し雰囲気が違います。
 哀愁的な面が強い曲。
 歌いだしのヴォーカルが絶品。
7. Bloodstreets
 バラード曲というかアコースティックのスローテンポから
 入る曲です。その後盛り上がっていくので厳密なバラード
 とはちょっと違う気もしますが、とにかくなぜか泣ける曲
 です。
 心の琴線に触れる曲です。
8. Run for Your Life
 キャッチーなリフで展開される曲。
 メロディラインが今一歩。
9. Buried Alive (Tell Tale Heart)
 最後はちょっぴり雰囲気が違うミドルテンポの曲。
 でもしっかりHMです。

残念ながらiTunes Storeでは購入できません。
だってSony系だもの。


明日はSを軸にMかHで。

2006-09-30

Holy Diver/Dio

Rainbow、Black Sabbathと渡り歩いた
ロニー・ジェームス・ディオが結成した
Dioのデビューアルバム。
ギターはこの後Whitesnake、Def Leppard
に在籍するヴィヴィアン・キャンベル。
ヴィヴィアンのギターはピロピロ系なので
すが、少なくともこのアルバムでの2人の
相性は会っていると思います。

ロニーは中世的なイメージが強いですが
比較的ポップな面も持ち合わせており、
このアルバムはバランス良く配合されて
います。

【全曲解説というか感想】
1. Stand up and Shout
 1曲目はアンセム的な曲。
2. Holy Diver
 最もDio的な曲でしょう。
 ミディアムテンポのしっかり腰を
 おろしたサウンドです。
3. Gypsy
 冒頭のリフが印象的な曲。
 ロニーのヴォーカルもいいです。
4. Caught in the Middle
 ポップなリフの曲。
 メロディもポップで中世的なもの
 を期待すると肩すかしを食うかも。
5. Don't Talk to Strangers
 スローなアコースティックから
 始まり盛り上がる曲。
 ある意味このアルバムのハイライト。
6. Straight Through the Heart
 まあ普通かな。Dioっぽいです。
7. Invisible
 ちょっと雰囲気の変わった感じから
 入る曲ですが後半は普通にDioらしい。
8. Rainbow in the Dark
 キーボードが印象的な名曲。
 かなりキャッチーなメロディライン
 なのですが、時代的にLAメタルの
 影響が大きいです。
 いずれにしてもDioの代表曲であることに
 代わりはありません。
 Rainbowにこだわりがあるのはロニー
 なんですね。
9. Shame on the Night
 こちらも雰囲気が変わった感じで始まる曲。
 後半はDioっぽいです。

iTunes Storeでは一部しか買えません。

Dio - Holy Diver




明日はRにしようと思ってます。

2006-09-29

Transcendence/Crimson Glory

ということで、ようやくCにたどり着きました。
典型的なHM、正統派のHMを教えてください、と
言われたら結構悩みません?

例えばIron Maidenでも少しクセがあります。
メイデンの場合はどうしてもベースが際立って
いますし、リズム的にも展開が複雑だったり
します。
Acceptなんかも典型なのかなと思ったりする
のですが、ウドのヴォーカルはクセがありすぎ
です。
他のバンドでもたまにポップな曲があったりして
なかなか難しいです。

そういう意味ではこのCrimson Gloryは
まさに正統派HMと言えます。
このアルバムは忘れかけた頃に突然出た2nd
アルバムなのですが、ハイトーンヴォーカル
といい、ギターといい、HMそのものです。
しかも名曲ぞろい。

唯一クセがあるとしたらメンバーがなぜか
仮面をかぶっているところです。(笑)
だから売れなかったんだと思います。

【全曲解説というか感想】
1. Lady of Winter
 ハイトーンヴォーカルが伸びやかな名曲。
2. Red Sharks
 ちょっぴり異色な感じがするアップテンポの曲。
 アルバム代表曲の一つ。
3. Painted Skies
 アコースティックから始まるパワーバラード。
 サビのメロディーが美しく、ハイトーンヴォーカルが
 とにかくすごいです。
4. Masque of the Red Death
 ギター・リズム・ヴォーカルのバランスが抜群の名曲。
5. In Dark Places
 スローテンポの曲。まあわりと普通です。
6. Where Dragons Rule
 ドラマティックな展開の曲。
7. Lonely
 感動的な名曲。ハイトーンヴォーカルが美しい。
8. Burning Bridges
 アコースティックを上手く生かした曲。
9. Eternal World
 クラッシックな展開からツインリードが炸裂。
 ギターがおいしい1曲。
10. Transcendence
 ラストは少し変わった雰囲気の曲。
 アジアの雰囲気。

さすがにiTunes Storeにはありません。

明日はDにします。

2006-09-28

Diary of a Madman/Ozzy Osbourne

昨日は風邪でダウンして結局更新できませんでした。
ということで昨日の予定だったC は次回にとっておくと
して、今日はOzzy Osbourneの2ndアルバムです。
ランディーはこの後、飛行機事故で亡くなってしまい
ますので、ランディーの遺作でもあります。

このアルバムは基本的に1stアルバムの路線を引き
継ぐ形で作られていますが、より音が良くなっています。

ただし、個人的には曲が1stほどは強力ではなく、
ランディーのギターも少し散漫な感が否めません。
逆に言えばバラエティーに富んでいますが・・・
と言いつつも結構お気に入りの曲があったりします。

【全曲解説というか感想】
1. Over The Mountain
 リフの名曲。メロディーラインもいい。
 ランディーのギターが全開です。
2. Flying High Again
 ポップな感じの曲。
 個人的にはいまひとつ。
3. You Can't Kill Rock And Roll
 ちょっと意外性の曲です。
 いい曲なのですがなぜか意外性を感じてしまいます。
4. Believer
 ベースで始まるスローな曲。
 結構ヘヴィですがちょっと退屈かも。
5. Little Dolls
 リフは最高。メロディーはちょっと退屈。
6. Tonight
 バラード曲。1stのGoodbye to Romance
 と比べると出来は今一歩ですが、ある意味
 Ozzyらしからぬメロディーがいい曲です。
7. S.A.T.O.
 歴史的名曲。ランディーのベストプレイだと
 思います。
 印象的なリフとメロディラインが完璧です。
 ソロの部分はちょっとやり過ぎかも。
8. Diary Of A Madman
 路線としては1stのMr.Crowleyなのですが
 華やかさが今一歩かもしれません。
 名曲であることに変わりはありません。

ソニーということでiTunes Storeでは購入できません。

明日こそはcで

2006-09-26

A Night at the Opera/Queen

土曜日から2泊3日で旅行に行ってきたのですが、
昨日は疲れていて結局更新出来ませんでした。

今日はがんばって更新します。
さて、何にしようか旅行中は結局あまり考えられず
一つ候補は思いついたものの全曲感想が難しそう
なのでそちらは改めてアルバムを聞き直した上で
書こうと思います。

ということで本日は少し逃げが入っていますが
全曲が完璧にわかるこの超メジャーバンドで
いきます。

邦題は「オペラ座の夜」。
自作はA Day At The Racesということで
ジャケットデザインといいこの時期のQueenは
まさに様式美の塊といっても過言ではありません。

QueenはHR/HMじゃないだろうとの批判が
あるかも知れませんが、この様式美こそファンが
求めるHR/HMではないでしょうか。
曲調は一部の曲を除いてHR色は薄いですが、
ハーモニーの美しさ、ドラマティックな曲展開
など、どれをとっても一級品です。

HR/HMファン的には?の方が好みかも知れませんが
(個人的にも何か1枚と言われれば?ですが)
世間的なQueenの最高傑作です。

【全曲解説というか感想】
このアルバムはトータルで考えた方がいい、いわゆる
コンセプトアルバムですが、あえて各曲ごとに。
ちなみにコンセプトアルバムの定義は難しいのですが
一つのテーマに沿って展開するのが特徴です。
また一方テーマに沿っていなくても曲間にこだわった
ものもコンセプトアルバム的な扱いを受けることが
多いです。
前者は例えばQueensrycheのOperation:Mindcrime
とかが代表だと思います。
よくコンセプトアルバムの元祖と言われるThe Beatles
のSgt. Pepper's Lonely Hearts Club Bandなどは
一部でテーマはつながっているものの、むしろ後者的に
曲間をつないだりすることで成り立っています。
そしてこのアルバムも後者の非常に典型だと思います。
1. Death on Two Legs (Dedicated to...)
 アルバム中最もHR色濃い、Queen史上随一のアップテンポ
 ナンバー。ギターの音が多いわけではなく、むしろコーラス
 中心なのですが、この激しさは何なのでしょうか。
 ちなみにライブアルバムで聞いた方がそのかっこよさは
 更に引き立ちます。
2. Lazing on a Sunday Afternoon
 一転してシャンソン風?なのかなポップな曲です。
 非常に短くブリッジ的な役割を果たしています。
3. I'm in Love With My Car
 ロジャー・テイラー(ds)の曲で自身がリードヴォーカル
 を務めています。
 この曲ではしゃがれた味のある声なのですが、コーラスでは
 ロジャーは基本的にハイトーン部分担当です。
 ロジャーの代表作の一つです。
4. You're My Best Friend
 ジョン・デーコン作曲の名曲。
 ポップな曲調ですが、メロディーがすばらしいです。
5. '39
 ブライアン・メイ(g)の曲でこちらも自身がリード
 ヴォーカル。ただしライブではフレディがリードです。
 アコースティックギターの優しいそしてスケールの
 大きい曲です。
 フレディ追悼コンサートではジョージ・マイケルが
 ヴォーカルを担当。
6. Sweet Lady
 ギターサウンド全開のHR曲ですが、激しさは
 あまり感じません。
7. Seaside Rendezvous
 再び短い曲です。楽しい曲です。
 むしろ曲間として上手に使っています。
8. Prophet's Song
 ギターサウンドが激しいHR曲。
 途中のアカペラはゾクゾクさせます。
9. Love of My Life
 余りにも美しすぎるバラード。
 ただこの曲を作るときフレディが誰を想像したかを
 考えるとちょっと怖い気もします。
10. Good Company
 カントリー風のブライアンの曲。
 Beatlesぽいかな。
11. Bohemian Rhapsody
 有無を言わせないQueenの代表的名曲。
 今さら何を言うこともないでしょう。
12. God Save The Queen
 最後はギターでイギリス国歌。
 完璧な様式美です。

iTunes Storeで購入


Queen - A Night At the Opera







明日は考えていたCで

2006-09-23

Bent Out of Shape/Rainbow

Rainbowというバンドをどう捉えるかで評価が
大きく変わるアルバム。
普通バンドは一定のものではなく、時が経つ
につれ変化していくものです。
通常バンドの初期からのファンの場合、彼ら
がなぜファンになったかと言えば、当然その
バンドの初期のスタイルが好きだからでしょう。
でもバンドは変化していきます。
初期のファンは「昔は良かったのに・・・」と
嘆くわけです。

Rainbowはその名が示す通り7色の虹のようなバ
ンドです。
初期と後期では全く違います。
初期に思い入れの強いファンからすれば許せな
いアルバムなのでしょう。

個人的には、Rainbowについては後追いの人なの
で、初期も後期もそして中期も好きです。
このアルバムはロックアルバムとして非常によく
出来た完成度の高いアルバムです。
そして間違いなくRainbowの代表作であり、少な
くとも後期Rainbowの最高傑作です。
また、ジョー・リン・ターナーの最高傑作でも
あります。

【全曲解説というか感想】
1. Stranded
 1曲目は非常におしゃれな曲。
 HR/HM色は濃くないのですが、決して軟弱では
 ありません。
 都会的センスというか大人を感じさせる曲です。
2. Can't Let You Go
 オープニングのキーボードが印象的なバラード曲。
 バラードとは言うものの泣きの曲ではなく、胸を
 締め付けられるような切ない曲です。
3. Fool for the Night
 アップテンポの曲。アルバムの中ではちょっと
 異質な曲です。
4. Fire Dance
 アルバムの中では最も速くそして激しい曲。
 でも、いい意味でどこか冷めた印象があります。
 Fireなので燃えるような感じなのですがその炎に
 触れてみるとなぜか冷たいそんな感じです。
5. Anybody There
 リッチーの泣きのギターが堪能できるインスト
 バラード。
 短い曲なのですが涙があふれます。
6. Desperate Heart
 個人的にはアルバムを代表する曲だと思っています。
 とにかくセンスの良さが光ります。
 ギターは控えめですが印象的。
7. Street of Dreams
 世間的にはこのアルバムハイライト。
 私も大好きです。
 いわゆるデジャ・ヴがテーマです。
 ジョーはわりとこのテーマ好きですね
 非の打ちどころのない完璧な楽曲です。
8. Drinking With the Devil
 アップテンポの曲。
 ちょっと手抜きかも。
9. Snowman
 有名なイギリス?のアニメのテーマ曲。
 静かな雪の雰囲気が良く伝わります。
 Deep Purple再結成後リッチー御大はなぜかこの曲が
 一番好きだとおっしゃっていた記憶があります。
10. Make Your Move
 8と同じ。でもこっちの方ができはいいかも。

iTunes Storeで購入
 
Rainbow - Bent Out of Shape




月曜日まで旅行にいきます。ですので、ちょっとお休み
しますが、月曜日は・・・旅行中に考えます。

2006-09-22

Back for the Attack/Dokken

Dokkenの4thアルバムかつ当時の事実上ラストアルバム。
このアルバムではドン・ドッケン(Vo)とジョージ・リン
チ(g)の人間関係が最悪の状態に達しており、そういう
緊迫感の中で制作されたものです。
そのお互いの意地と意地とのぶつかりあいがこのアルバム
を良質な作品に仕上げているといっても過言ではないでし
ょう。

しかしながら、残念なことにその緊張感は持続せず、解散
への道へとつながってしまいました。

【全曲解説というか感想】
1. Kiss of Death
 緊張感の極地ともいうべき曲。
 ジョージのギターは“カミソリギター”などと
 言われたりしますが、まさにザックザックと切
 り裂くように突き刺さります。
 またドンも珍しくシャウトしています。
 曲のテーマとしてはHIVについてなのですが、
 今考えるとぎりぎりアウトになりそうな感じで
 すね。
2. Prisoner
 非常にDokkenらしい曲で、方向性としては3rd
 アルバムの雰囲気に似ているミドルテンポの曲。
3. Night by Night
 印象薄いなという印象。
4. Standing in the Shadows
 こちらも印象薄いかも。3も4もどんな曲か分か
 っているんですが・・・
5. Heaven Sent
 当時のインタビューでドンが一番気に入っている
 と言っていた曲。
 スローテンポで君は天国の贈り物だという曲。
 ただし、最後にBaby,You're another one.
 と落ちがつきます。
6. Mr. Scary
 ジョージ渾身のインスト曲。
 ジョージファンにはたまらない1曲。
 当時はあの名曲にそっくりじゃないと言われて
 ました。
7. So Many Tears
 Dokkenらしい名曲。
 ジョージの鋭いギターリフにのせ、ドンが歌い
 あげるミドルテンポの曲です。
 この曲を聴いていると2人のバランスは最高なん
 ですが・・・
8. Burning Like a Flame
 ポップな売れ線曲。
 売れ線だからというわけでなく、Dokkenは暗い
 曲の方がいいということで、個人的には好きで
 はありません。
9. Lost Behind the Wall
 当時はまだベルリンの壁があったんだなとしみ
 じみ感じさせてくれる曲。
 7路線の曲で、お気に入りです。
10. Stop Fighting Love
 感動的な名曲。
 でもあまりこの曲がいいというのは聞いたこと
 がないのが残念。
 ミドルテンポのDokken節全開の曲です。
 ジョージのリフもいいし、ソロもいいです。
11. Cry of the Gypsy
 ミドルテンポのDokkenサウンドですが、名曲
 というには少し足りないです。
12. Sleepless Night
 こちらも少しポップな感じの曲です。
13. Dream Warriors
 映画のテーマ曲で、先行でシングルとして出さ
 れていました。
 ただし、曲の出来はよく、Dokkenの代表曲の1
 つです。

Dokkenは残念ながらiTunes Storeでは替えません。


明日から3日間旅行なのでお休みするかも知れませんが
明日だけは深夜にアップするつもりです。
Rでいきます。

2006-09-21

New Jersey/Bon Jovi

Bon Jovi4枚目のアルバム。
一番好きなアルバムは?と聞かれたら
おそらくこれと答えると思います。
3rdアルバムで大成功した彼らが作った
このアルバムには成功したからこそ
できる自分たちのやりたいことと
成功したからこそ失敗できないという
微妙なバランスの上に成り立っている
と思います。

残念ながらこのアルバムに伴う長期の
ツアーは、彼らを疲弊させ、バンドの
解散の危機へと追い込むことになって
しまいました。

何とか解散の危機は回避されたものの
90年代本国アメリカでは、グランジ・
オルタナブームが吹き荒れ、彼らは
辛酸をなめることになります。
ただし、これは本国に限った話で、
90年代にBon Joviが2回もオリコン
アルバムチャートで1位になったり、
イギリスでもマイケル・ジャクソンに
勝ってチャートの1位に輝いたりと
他国では結構売れていたのですが・・・

【全曲解説というか感想】
1. Lay Your Hands on Me
 前作のRaise Your Handsと対をなす?
 ナンバー。当時はライブのオープニング
 でした。シングルカットもされています。
2. Bad Medicine
 シングル第一弾。
 ロックンロール色の濃いナンバー。
 個人的にはちょっと苦手。
 Social Diseaseから続くお医者さんナンバー?
3. Born to Be My Baby
 売れ線を狙って作ったから本人たちは好きじゃない
 らしいのですが、個人的にはこれこそBon Joviだと
 思います。
 少し哀愁を帯びたメロディー、美しいハーモニー
 どれをとってもBon Joviです。
 売れ線を狙った割には2位止まりで1位にはなって
 いません。(ビルボードチャートでの話です)
4. Living in Sin
 バラード曲。一応シングルカットされています。
 最初のメロディーはいまいちなのですが、サビは
 感動的です。
5. Blood on Blood
 ジョンの半生を描いた曲。発売当時のインタビューでは
 一番気に入っていると言ってました。
 HR/HM色は弱いのですが、広くRockという意味で名曲です。
 これは個人的な見方なのですが、この曲は大成功を収めた
 ジョンが自分の半生を歌っており、CrushのJust Older
 ではその後の苦悩から吹っ切れた心境を語っており、
 割と雰囲気が似ています。
 Me,I'm just a singer in a long-haired rock'n'roll
 band.は歌詞としてはかっこ良すぎます。
6. Homebound Train
 最近あまり聞いていない曲です。
 あまり好きではないということでしょう。
 アメリカ人ぽい曲です。
7. Wild Is the Wind
 一応アルバム用の曲らしく、ライブではほとんど
 取り上げられません。
 しかし人気は高い曲で、このアルバムでは一番の
 お気に入りですね。
 いわゆるパワーバラード的な曲です。
8. Ride Cowboy Ride
 9の前置き曲です。ソングライティングはC.KidとK.Swing
 ですが要するにジョンとリッチーです。
 Captain KidもKing of Swingも前作のLetIt Rockに出てきます。
9. Stick to Your Guns
 あまり人気のない曲ですが個人的には大好きです。
 明るい感じのバラード曲でカントリーぽいのですが、
 スケールの大きさというかアメリカの広大さを感じることが
 できます。
10. I'll Be There for You
 人気の高いバラード曲。
 Bon Joviのバラード曲の歌詞は女々しいのが多いと思うの
 ですが・・・
 ジョンのヴォーカルががんばっています。
11. 99 in the Shade
 明るい感じのアメリカンロック。
 楽しい曲です。
12. Love for Sale
 最後はアコースティックのスタジオライブ演奏。
 ジョンとリッチーの掛け合いが楽しい1曲。

iTunes Storeで購入

Bon Jovi - New Jersey




明日はDでいきます。

2006-09-20

Trilogy/Yngwie Malmsteen

80年代を代表するスーパーギタリスト
イングヴェイの3rdアルバム。
80年代のイングヴェイのアルバムの中では
最も曲が充実したアルバムだと思います。
イングヴェイと言えば、速弾き、クラシカル
というイメージですが、このアルバムでも
その特徴が遺憾なく発揮されています。
このアルバムはもちろんギターアルバムと
しても優れているのですが、曲の出来が
いいので純粋にHR/HMアルバムとして
楽しめます。
私のようなギターキッズではない者が聞くと
時々うっとうしいところもありますが・・・

【全曲解説というか感想】
1. You Don't Remember, I'll Never Forget
 スケールの大きな1曲で、このアルバムを
 代表する曲。ギターも情感こもっています。
2. Liar
 非常にイングヴェイらしいリフの曲。
3. Queen in Love
 ミドルテンポの曲。わりと普通です。
4. Crying
 バラード系のインスト曲。
 イングヴェイの曲にはこれ系の泣きの曲が
 いつもあります。速さだけではなく泣きも
 魅力の一つです。
5. Fury
 個人的にはこの曲のサビが好きです。
 表情よく展開されるギターもいいです。
6. Fire
 ポップな1曲。個人的にはこれ系はちょっと
 苦手です。
7. Magic Mirror
 イングヴェイと言えばもちろんストラト
 なんですが、これはフライングVであると
 当時のヤングギターに書いてあった記憶が
 あります。
 そういう意味でいつもとちょっと雰囲気が
 違いますが、個人的には一押しの曲です。
8. Dark Ages
 ミドルテンポの地味な曲。
9. Trilogy Suite Op: 5
 イングヴェイ節満載のインスト曲。
 イングヴェイのインストの中でも最高の
 出来だと思います。速弾きが思う存分
 堪能できます。

イングヴェイはこの次のアルバムで
ジョー・リン・ターナーをヴォーカルに
迎え、世間の評価も高いのですが、
個人的にはこちらの方がおすすめです。
ドラゴンにギターで戦うジャケットは
センスが凄すぎますが・・・

iTunes Storeで購入

Yngwie Malmsteen - Trilogy




明日はまたBで。好きだな、俺も。

2006-09-19

Ride the Lightning/Metallica

Metallicaの第2作にしてスラッシュ・メタル史上
最高傑作アルバム。
個人的には、メロディー重視派だったりするので
スラッシュメタルは少し苦手なのですが、Metallica
のこのアルバムにはそういった嗜好をも圧倒する
凄さがあると同時に、きちんとしたメロディがある
と思っています。

Metallicaは常にシーンのトップを走り続けるバンド
であると思っていますが、かといってこのアルバムを
今聞いて古臭いと思うかというと、決してそんなことは
ないのが不思議なところです。

【全曲解説というか感想】
1. Fight Fire with Fire
 最初は静かに入り、炸裂するというお決まりパターン。
 最もスラッシュ的要素の強い曲です。
 はじめラジオで聞いたときには雑音かと思いました。
 しかし、今聞いてみると緻密な計算によって成立して
 いることがわかります。
2. Ride the Lightning
 この時期のMetallicaはなぜかタイトル曲が2曲目で
 しかも長い曲というのが定番のようです。
 その中でもこの曲は出来がいいと思います。
3. For Whom the Bell Tolls
 1,2とアップテンポの曲が続いて一転、今度はへヴィな
 曲です。
4. Fade to Black
 Metallica初のバラード?と言われています。
 美しいメロディーで始まり最後は盛り上がります。
 まさにスラッシュの1、ソリッドな切れ味鋭い2、
 重い3、そして静かなこの4と流れが完璧です。
5. Trapped Under Ice
 スピーディーなリフの1曲。
6. Escape
 キャッチーなメロディーで異色な曲。
 でもなぜかこのアルバムではぴったりはまります。
7. Creeping Death
 Metallicaを代表する名曲中の名曲。
 切れ味の鋭いリフ、感動的な展開、そして何と言っても
 Die,Die,Dieです。
8. Call of Ktulu
 ラヴクラフトの名作ホラーを題材としたインスト曲。
 ラヴクラフトはクトゥルフ神話で知られるホラー作家
 なのですが、直感的な恐怖とか精神的な恐怖とまた
 異なり、忍び寄る見えない恐怖を描くことが非常に
 得意な作家です。また作品自体が一貫性があり、その
 作風は多くの作家に影響を与えています。
 その恐怖を上手く表現した傑作曲です。

Metallicaですので、iTunes Storeにはありません。




ついでに「クトゥルフの叫び声」を含んだラヴクラフトも



明日はYでいきます。

2006-09-18

The Final Countdown/Europe

Europeの大出世アルバム。
Europeは北欧のスェーデンの出身。
(イングヴェイと同じです)
北欧出身のHR/HMバンドは当時は珍しく、
Europeの1stアルバムが日本で紹介された
当時はその日本人の琴線に触れるメロディーが
話題になりました。

この3枚目のアルバムではすっかりメジャーに
なり、全世界でヒットしています。
ヴォーカル ジョーイテンペストの歌のうまさ
ジョン・ノーラムの哀愁ギターがこのバンドの
特徴なのですが、このアルバムでは、ギターが
押さえ気味でキーボードが全面にたっています。
それがジョンの脱退につながるのですが・・・

ただしこのアルバムの曲のクオリティーは最高
です。

【全曲解説というか感想】
1. Final Countdown
 超有名曲。
 基本的には単純なのですが、なんと言っても
 キーボードのリフでしょう。
2. Rock the Night
 少しロック色が強い佳曲。
3. Carrie
 美しいラブバラード。ジョーイのヴォーカルが
 美しい。
4. Danger on the Track
 キーボードから入るロック曲。
5. Ninja
 日本人から見るとタイトルがダサすぎなのですが
 曲は初期の雰囲気を残した哀愁サウンドで、
 個人的にはおすすめです。
6. Cherokee
 ロックンロール曲。
7. Time Has Come
 スローテンポの佳曲。
8. Heart of Stone
 ミドルテンポの曲。
9. On the Loose
 アップテンポの曲。スピード感があります。
10. Love Chaser
 1と雰囲気が似ている曲です。

Sony系なのでiTunes Storeでは買えません。


明日は明日考えます。
iTunesの整理が大変です。

Shout at The Devil/Motley Crue

何か一日とばした形になってしまいました。
昨日からiPodやiTunesの設定をしてたためです。

さて、今日はLAメタルの最高峰のアルバムです。
LAメタルの特徴はなんと言っても派手さになる
かと思います。
特に初期のこの段階ではHR/HMをファッション
として取り入れ(いい意味で言っています)、
それを完全に昇華した傑作アルバムです。

曲の出来としてはこれが最高でしょう。
とにかく変化球ではなく直球でいい曲が多いです。

【全曲解説というか感想】
1. In the Beginning
 まあオープニングの飾りです。
2. Shout at the Devil
 まさにLAメタル。タイトルといい、曲といい
 何とも言えなくいいです。
3. Looks That Kill
 なんと言ってもミック・マーズのリフが効いて
 います。
 シングルカット曲でノリのいいナンバー。
4. Bastard
 普通にHR/HMとしていい曲です。
 変化球なしです。
5. God Bless the Children of the Beast
 アコースティックな小曲。
 次へのつなぎです。
6. Helter Skelter
 The Beatlesのカバー曲。
 オリジナルもHRの元祖なんて言われています。
 それくらいオーソドックスです。
7. Red Hot
 トミー・リーのドラムがおいしいナンバー。
 ドコドコ系の曲ですがこのアルバムでは
 次の8とどっちがベストか悩む曲です。
8. Too Young to Fall in Love
 哀愁を帯びた曲でシングルカットされて
 います。リフがいいです。
9. Knock 'Em Dead, Kid
 ちょっとこの辺になってくるとちょっと
 飽き気味な気もしますが、単独で聞くと
 いい曲です。
10. Ten Seconds to Love
 9と同じです。
11. Danger
 最後はスローで、ハリウッドの妖しさを
 表現した名曲。

iTunes Storeで購入

M!)tley Cr!)e - Shout At The Devil


明日というか今日の次はEにします。

2006-09-16

2112/Rush

カナダのプログレ・ハードの雄Rushの名作。
A面は1曲だけで、ストーリー仕立てになって
います。
もちろんこのA面は名作と誉れ高いのですが、
小作品集的なB面も非常に完成度が高いです。

【全曲解説というか感想】
1. 2112 Overture/The Temples of Syrinx
 ストーリー的には核戦争後の話です。
 世界は宗教が支配してます。
 そんな中ある青年が過去の遺物ギターを
 発見しという話です。
 もちろんそういったストーリーもいいのですが
 曲自体もスリリングな展開です。
 Rushはトリオ編成のバンドなのですが、
 それを感じさせない演奏です。
2. Passage to Bangkok
 B面1曲目は瀟酒な感じのメロディーこの曲。
 何気ないメロディなのですが印象的です。
3. Twilight Zone
 不思議な世界を見事に表した曲。
4. Lessons
 アコースティックで始まる洒落た感じの曲。
5. Tears
 非常に美しいバラード。
 思わず涙があふれます。
6. Something for Nothing
 アルバム最後に曲はHR色の濃い曲。
 ただし決して激しくはありません。

iTunes Storeでは買えません。



明日はMにします。

2006-09-15

Rising/Rainbow

また、70年代です。
Rainbowの2ndアルバムにして最高傑作と言われる
アルバム、いやHR/HM史上最高傑作とまで言われる
アルバムです。

Deep Purpleを脱退したリッチー・ブラックモアは
ELFのメンバーとともにアルバムを制作します。
それが1stアルバムになるのですが、そのメンバーは
結局ヴォーカルのロニー・ジェームス・ディオを
除いて全員クビになります。

この2ndアルバムではHR/HM史上最強のヴォーカリスト
ロニーと最強のドラマー、コージー・パウエルが
参加し、世に言う三頭政治が始まります。

世間的な評価はすでに述べた通り非常に高いです。
特に1,5,6についてはまさに様式美HR/HMに
なっています。
ただし、それ以外の曲は意外とポップなものも
あったりして面白いです。

個人的にはすごいけどRainbowで一番かと
言われると悩むところです。

まあ、Rainbowは時代によって全然違いますからね。

【全曲解説というか感想】
1. Tarot Woman
 まさに様式美。
 リッチーのギター、ロニーのヴォーカル、コージーの
 ドラムとどれをとってもすごいのですが、この曲のポイント
 はキーボードではないでしょうか。
 いい仕事しています。
2. Run With the Wolf
 ちょっと曲的にはつまらないかも。
3. Starstruck
 個人的には大好き。
 こういうリズム好きです。
 様式美とはちょっと違います。
4. Do You Close Your Eyes
 かなりポップな曲。
 この時代のRainbowは様式美のイメージがありますが
 意外とポップな曲も多いです。
5. Stargazer
 ここからはB面なのですが、2曲しかないです。
 しかもつながっていませんが、組曲風です。
 とにかくコージーのドラムがすごい。
 ただしLiveではほとんどやりません。
 それはアルバムの完成度があまりにも高いため
 と言われています。
 We built a tower of stone With out flesh and bone
Just to see him fly Don't know why
 って歌詞はすごすぎです。
6. Light in the Black
 個人的には5よりもこっちの方が好きです。
 ドラムがスピード感があっていいです。

iTunes Storeで購入

Rainbow - Rainbow Rising




明日はRかRかMで。
iPod今日発送されたようです。

2006-09-14

Whitesnake/Whitesnake

Whitesneke渾身の大ヒットアルバム。
まさかWhitesnekeまでアメリカでここまで売れるとは
誰が予想できたでしょうか。
もちろんデビット・カヴァーデールの才能と当時のメンバー
(ビデオに出演し、ツアーに参加したメンバー)の豪華さ
がこのアルバムの大ヒットの要因だと思います。
しかし、時代が後押しをしたというのもまた事実だと
思います。
また、何と言ってもこのアルバムをデビットとともに
作ったジョン・サイクスの才能は侮ることが出来ません。

それはこのアルバムのできと次のアルバムの出来を
見れば一目瞭然ではないでしょうか。

ちなみにツアー用豪華メンバーは次の通りです。
エイドリアン・ヴァンデンバーグ(g)
→元Vandenbergリーダー。オランダ出身。
ヴィヴィアン・キャンベル(g)
→元Dio。現Def Leppard。
トミー・アルドリッジ(ds)
→元Ozzy Osbourne
ルディ・サーゾ(b)
→元Ozzy Osbourne

1. Crying in the Rain
 セルフカバー曲。
 オリジナルよりも格段に感情こもってます。
 個人的には大好きな曲。
2. Bad Boys
 アップテンポの名曲。
3. Still of the Night
 物議を醸した1stシングル。
 Led Zeppelinを意識したサウンドと言われています。
 良くも悪くもこのアルバムを代表する曲ですが、
 個人的には可もなく不可もなくです。
4. Here I Go Again
 こちらもセルフカバー曲。
 2ndシングルで大ヒットしています。
5. Give Me All Your Love
 実は当初はあんまり好きではなかったです。
 こういうタイプの曲ってちょっと苦手じゃないですか。
 RainbowのStarstuckとか。
 ただあるときから急に好きになり今ではこのアルバムで
 1番好きかもしれません。
 ただ、最近の話ではなく10年以上前の話です。
 一応シングルカットされたと記憶しています。
6. Is This Love
 3rdシングルのバラード曲。
 なんかこの時期のデヴィットて絶好調でしたね。
7. Children of the Night
 こちらは当初からのお気に入り曲。
 いわゆるアンセムソングです。ノリが最高。
8. Straight for the Heart
 ちょっぴりポップな作風。いまいち。
9. Don't Turn Away
 アルバム最後はまたまたいまいち。

残念ながらiTunes Storeでは売ってません。



明日はSかMかあえてBかRという線もありますね。
ちなみにiPod注文してしまいました。

2006-09-13

Fly to the Rainbow/Scorpions

ジャーマンHR/HMの至宝Scorpionsの2ndアルバム。
’74年の作品なので80年代ではないのですが、ご勘弁。
なんといってもこのアルバムはこの季節にぴったりです。
ウリッヒ・ロートの泣きのギターといい、
メロディーといい哀愁たっぷりです。

Scorpionsと言えばマイケル・シェンカーの兄としても
有名なルドルフ・シェンカーがリーダーのバンドです。
マイケルも所属していたのですが、UFOに加入する
直前の時期がちょうどこのアルバムの頃になります。
そこで一部マイケルも関わっていますが、なんと言っても
今後70年代のScorpionsの中心的な役割を果たすウリの
活躍が聞きどころです。

【全曲解説というか感想】
1. Speedy's Coming
 アルバムトップはキャッチーなロックンロール。
 昔はあまり好きではなかったのですが、今は結香@気に入っています。
2. They Need a Million
 ここから暗く?なっていきます。
 まあ可もなく不可もなくといったところでしょうか。
3. Drifting Sun
 ウリは泣きのギターも得意ですがこういう
 ロックンロール系の曲もあります。
4. Fly People Fly
 ギター泣きまくりの名曲。すごすぎです。
5. This Is My Song
 ギターは泣きという感じではないのですが、心うたれる
 メロディーと優しいギターが素敵です。
6. Far Away
 美しいメロディーのバラード。
7. Fly to the Rainbow
 アコースティックから入る大作。
 決して激しくはないのですが感情が伝わる涙あふれる曲です。

今日iTunesが新しくなりましたね。
iTMSもiTunes Storeになりました。
残念ながらこのアルバムは買えませんが・・・
iPod買い替えます。多分・・・



明日はWでいきます。

2006-09-12

Iron Maiden/Iron Maiden

NWOBHMの雄Iron Maidenの記念すべき
デビューアルバム。
70年代末HRはオールドウェーブと呼ばれ、
人々の関心はPUNKに移っていました。
しかしながら、HR/HMはNWOBHMという
新たなムーブメントで復活します。
その代表格はいうまでもなくこの
Iron Maiden。
その特徴は疾走感と変調でしょう。
疾走感の秘密は全ての楽器が同じリズムで
演奏することにあります。
このあたりはリーダーでありメインライター
であるスティーブ・ハリスがベースだから
というのにも影響があるのでしょうか。

Iron Maidenはその後HR/HMの王者として
君臨しますが、このアルバムはまさに
NWOBHMの全てが詰まっているといってっも
過言ではありません。

【全曲解説というか感想】
1. Prowler
 鋭いリフとポール・ディアノの
 吐き捨てるようなボーカルが素敵です。
2. Remember Tomorrow
 はじめは静かにスタートしますが、徐々に
 アップテンポにうつり、またスローにと
 テンポの変化だけでも美味しい一曲。
3. Running Free
 Iron Maidenの代表曲のひとつ。
 最初のベースがかっこいい。
4. Phantom of the Opera
 変調の多い曲。アルバムベストソングでしょう。
 ちょっと長めの曲ですが、飽きさせません。
5. Transylvania
 インストナンバー。疾走感がすばらしい。
6. Strange World
 5の余韻を引きずりながら始まるスロー
 バラード。
7. Charlotte the Harlot
 実は昔はこれと8はいまいちだなと思って
 板のですが最近はお気に入りになりました。
 ポールのボーカルがかっこいい。
8. Iron Maiden
 Iron MaidenのIron Maidenというアルバム
 に入っているIron Maidenという曲。
 7でも書いたとおり昔はそんなに好きではなく
 なんでこんな曲にIron Maidenなんてつけたの
 だろうと本気で思ってました。
 でも今聞くといい曲ですね。

iTMSで購入


Iron Maiden - Iron Maiden







明日はSにします。iPodが2日連続で選んじゃいましたから(笑)