2006-10-03

Bangkok Shocks, Saigon Shakes,Hanoi Rocks/Hanoi Rocks

フィンランド出身のハードR&RバンドHanoi Rocksの
デビューアルバム。
もちろん、フィンランド出身のロックバンドなんて
当時はいませんでした。
Hanoiは不幸のバンドとして知られています。
フィンランドからイギリスそしてアメリカへと羽ばた
いて行こうとしたとき、ドラマーのラズルを事故で
なくしてしまい、空中分解してしまいます。

ヴォーカルのマイケル・モンローは、非常に華のある
人で、80年代後半ソロアルバムが日本で売れます。
ちょうどHR/HMブームが頂点だったこともあり、Hanoi
も見直されるのですが、その際、どうしても当時の
イメージで”マイケル・モンロー率いる”的な
形容詞が付いてしまいますが、あくまでバンドの
中心はギターのアンディ・マッコイです。

もちろんマイケルのスター性は抜群で、私も大好き
ですが・・・

さてこのアルバムは、デビューということもあり、
音質もそんなに良くありませんし、曲の方向性も
定まりきっていない感があります。
しかし、北欧ならではの哀愁とかHR色という意味では
このアルバムに並ぶアルバムはありません。

【全曲解説というか感想】
1. Tragedy
 記念すべきデビュー曲で日本で人気の高い曲。
 と言っている私も大好きです。
 哀愁漂うメロディはHanoiの中では少し異質
 なのですが・・・
 ちなみにライブの方が圧倒的にカッコいいです。
2. Village Girl
 リズムがカッコいい曲。
 なぜか哀愁漂います。
3. Stop Cryin'
 アップテンポなロックンロールナンバー。
 ただし、ノーテンキな感じではなく、なぜか
 切ない・・・
4. Don't Never Leave Me
 Hanoiを代表するバラードナンバー。
 最後のアルバムでセルフカバーされています。
 出来としてはそちらの方が良いとは思いますが。
 なお、アンディは後に自分のバンドでも取り上
 げています。
5. Lost in the City
 ご機嫌なロックンロールナンバー。
 これ以降のアルバムはこの路線が強くなります。
6. First Timer
 スピーディーなロックンロールナンバー。
7. Cheyenne
 日本で人気の高い1曲。
 方向性は1と似ています。哀愁漂うナンバーです。
8. 11th Street Kidzz
 暗い曲ではないのですがちょっぴりキュンとくる
 曲です。
9. Walking With My Angel
 ちょっぴりお気楽なロックンロールナンバー。
 ちょっぴりかわいいです。
 マイケルのサックスも堪能できます。
10. Pretender
 最後は割と普通です。

iTunesでは買えません。


明日はということでMになります。

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