2006-10-15

Permanent Vacation/Aerosmith

ということで、封印していたAです。
大物バンドですし、私も結構持っているのですが
全曲分かる自信が無かったりしたので今まで避け
ていました。

Aerosmithは70年代に一時代を築き、アメリカで
最も影響力を与えたバンドだと思います。
しかし、80年代初めはバンドの人間関係もあり
バンドは上手くいっていませんでした。
このアルバムの前のアルバムでは久しぶりに
オリジナルメンバーに戻りました。
その段階ではしっくり行っていなかったものの
このアルバムではブルース・フェアバーンを
プロデューサーに迎え、ある意味売れ線を狙い
成功します。そのことがこれ以降の本格復活
につながります。
もちろんこのアルバムから復活だとの見方も
出来ますがあくまでも完全復活のためのステッ
プだと思います。
そういう意味では出来のいいアルバムですが
Aerosmithっぽさは完全ではありません。

【全曲解説というか感想】
1. Hearts Done Time
 オープニングは今後のエアロを象徴する
 ような曲。エアロらしさを残しつつ80年代
 的なサウンドを上手く取り入れています。
2. Magic Touch
 個人的にはメチャクチャ好きな曲。
 キャッチーなメロディーで当時の流行路線です。
 そう言う意味ではエアロらしくないので嫌いな
 人は嫌いでしょう。
3. Rag Doll
 このアルバムブルーズぽい曲も多いのですが、
 これもその1曲。
4. Simoriah
 印象が薄い曲なのですが、改めて聞いてみると
 エアロっぽさを感じる曲。
5. Dude (Looks Like a Lady)
 80年代エアロの象徴的なヒット曲。
 エアロの復活にはRun DMCがカヴァーした70年代
 の名曲Walk this Way(エアロの原曲時点でしっ
 かりラップになってるのが凄い)の影響も大きい
 と思いますが、その流れを汲んでいます。
6. St John
 こちらもブルージーな曲。
7. Hangman Jury
 またまたブルージー。
8. Girl Keeps Comin' Apart
 ノリのいいロックンロール。歯切れのいいサビが
 印象的。
9. Angel
 某有名アイドルグループのメンバー主演ドラマの
 主題歌にもなった超ヒットバラード。
 本人たちはあまり気に入ってないみたいですが、
 個人的には外せません。
 名曲バラードだと思います。
 70年代のエアロにも名曲バラードは多いし、90年代
 以降のエアロの流れをなんだかんだ言っても、決定
 づけた曲だと思います。
10. Permanent Vacation
 アルバムタイトル曲ですが、ちょっと地味かも。
 80年ぽさエアロぽさどっちも中途半端。
 悪い曲ではないのですが・・・
11. I'm Down
 Beatlsのカヴァー。
12. Movie
 変な日本語から始まるインストナンバー。
 エアロの曲の中でも異質を感じます。
iTunes Storeで購入。

Aerosmith - Permanent Vacation


明日はDかDかIあたりで。

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