2006-10-04

The Michael Schenker Group/The Michael Schenker Group

The Michael Schenker Groupの1stアルバム。
邦題は「神?帰ってきたフライング・アロウ?」
マイケル・シェンカーはドイツ出身で元々は兄の
ルドルフ・シェンカー率いるScorpionsに在籍して
いましたが、英国のUFOに(円満に)引き抜かれる形で
移籍します。
当時のマイケルはまともに英語が話せなかったらしく、
精神的に苦労し、何度か失踪したりしたようです。

ドイツの純朴なギター青年がイギリスの不良バンドに
入った衝撃はいかほどだったか想像に難くありません。
しかしながら、その逆境の中でマイケルは数々の名曲
名演を連発しました。

しかし、結局はバンドを離れ、ソロに近いこの形態で
今後は活動していくことになります。

このアルバムもそのフラストレーションが炸裂したような
名曲ぞろいで故に神と名づけられたのでしょう。

マイケルは特に日本ではまさに70年代から80年代を代浮キるギターヒーローです。人気も絶大でした。
しかしこれ以降のマイケルは結局ギターヒーローの宿命
として、ヴォーカリストに恵まれません。
このアルバムはゲーリー・バーテンで困ったときには
ヴォーカルはこの人です(笑)。
その後グラハム・ボネットやロビン・マコーリーなどが
加入しますが、どうもいまひとつ。
個人的には一番合ってるのはフィル・モグ(UFO)だと
思っています。

【全曲解説というか感想】
1. Armed And Ready
 軽快なノリのナンバー。
 アルバム・ライブのオープニングにふさわしい。
2. Cry For The Nations
 名曲中の名曲。
 マイケルのリフも異常なまでにかっこいい。
 メロディーも良くできています。
3. Victim Of Illusion
 悪くはないのですが、他の曲が余りにも良すぎる
 せいか、いまひとつ地味な印象が・・・
4. Bijou Pleasurette
 短いインストナンバー。
 胸を締め付けられる切なさ。
5. Feels Like A Good Thing
 ロックンロールぽいノリのナンバー。
 UFO時代を考えればわかりますがマイケルは結香@ロックンロール系OKです。
6. Into The Arena
 こちらも名曲中の名曲。
 ギターインスト曲の最高峰に位置する曲でしょう。
 これからアリーナに向かう高揚感を表現していると
 思いますが、最初のリフがとにかく凄いのですが
 それ以上に最後の盛り上がり、感情込めまくりは
 まさに圧巻。こんのこの人しかできません。
7. Looking Out From Nowhere
 キャッチーなメロディーの裏でマイケルがさりげなく
 弾く名曲。
 非常にマイケルらしい曲だと思います。
 ただし、サビのメロディーが今一歩。
8. Tales Of Mystery
 アコースティックと泣きのギターが堪能できる
 バラード曲。
9. Lost Horizons
 スローかつ荘厳な曲。

iTunes Storeではこのアルバム自体はありませんが
このアルバムの曲が多数含まれるベストアルバムが
あります。
Masters of Rock: The Michael Schenker Group

The Michael Schenker Group - Masters of Rock: The Michael Schenker Group

Essential Michael Schenker Group

Michael Schenker Group - Essential Michael Schenker Group


明日はがんばればW手を抜けばMで

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